GIGAタブレットの復旧
GIGAスクールではWindowsを採用しておりますが、10万台を10万人に渡していると、やはりやる子はやりますね。
今回、そんな案件がちょっとたまってきて、お金も無いことから気合いで直してみました。そして手順を調べるにしてもとても苦労したので、備忘録を兼ねておきます。
準備をするもの
・対象のタブレット(電源接続は必須)
・USBメモリ(32GB程度)
・復元イメージを作るための、正常な端末
・FFUイメージ(sysprepされたものが最適)
1 Windows ADKを正常な端末にインストールする。
Windows ADK のダウンロードとインストール | Microsoft Docsにアクセスし、以下の2つのファイルをDLしてインストールする。
※復元システムのバージョンによってはバージョン1903や1809を選択して、それにあったWinPEをインストールする必要がある。複数バージョンの混在はできないようで、入れ替えるときはアンインストールが必要
※詳細は、【Windows10】WinPEの作り方(バージョン1809版) - SEブログ (soma-engineering.com) を参照
2 USBメモリのパーテーションを分割し、システム起動とFFUを格納する。(今回は、FFUとカスタムブートイメージ、展開用BATが提供されたため、2048MBと残りの2つにパーテーションを分割する。)
3 USBに展開するためのWinPEを作成する。
スタートメニュー→Windows Kits→展開及びイメージングツール環境を、「管理者権限」で実行する。
今回は64bit版が必要なので、C:¥に展開するとすれば、
copype amd64 C:\WinPE_amd64
32bit版が必要であれば、
copype x86 C:¥WinPE_x86
4 カスタムブートイメージを適用する。
カスタムブートイメージを、c:\WinPE_amd64\source\mediaに格納する。
以前のboot.wimはboot.wim.bakなどとしておき、復元できるようにはしておく。
5 USBメモリにWinPEを展開する。
Cドライブの64bit版WinPEイメージをEドライブに展開するため、
MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_amd64 E:
もし仮に32bit版で進めているのであれば、
MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_x86 E:
6 USBメモリにFFUイメージ等を入れる。
7 初期化するべき端末に作成したUSBを接続し、USBからブートさせる。
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