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韓国旅日記 2022.9.28 #1/5

韓国一人旅から帰国しました。韓国は学生の頃ぶりで、今は韓国語を勉強して一年半です。
これは個人的な旅の記録。これから渡韓する人に、何も参考にならない5日間の日記です。

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9月28日(水)
2週間前に決め、バタバタと準備した韓国行き。コロナで手続きが煩雑だったが、喜びにふわふわ浮き足立っていた2週間だった。
日に何度も何度もカレンダーを見て、心待ちにしていた。

自宅から空港に向かうバスの中で、近くにいた男性が突然「運転手さん、マスクをしない人がいます!」と叫んでビックリした。「あっ、すいません」と慌ててマスクをつけたおじいさん。そんなに声を荒げなくても… と思ったが、コロナ対応で入国が厳しい国もあるのかも、と思い直す。
韓国も入国時のPCR検査で陽性だったら、現地隔離となる。その場合、後の日程が全部パーだ。気ままな一人旅とはいえ、隔離場所探しやホテルキャンセル、帰りの航空券など大変なので、絶対に陽性を出すわけにはいかない。最初の心配事だった。

久しぶりの空港、国際線ターミナルはガラガラ。飛行機も空いていた。
夢の国へは、たった2時間で着いてしまう。入国時のコロナ検疫、Q-Codeで止められた。うきうきしすぎて現在の健康状態を2週間前に入力したのが早すぎたらしく、やり直しを食らう。
初めての仁川空港。ものすごく広い。早速迷いつつ、何とかPCRも完了。
空港内に日本語を話せるスタッフは一人もいなかった。日本人とみるや英語で話してくれるのだが、英語のできない私はそれも戸惑う。韓国語の方がまだましである。勉強の甲斐あって、韓国語はなんとなく聞き取れても、私の口からは「ネー」と「カムサハムニダ」しか出てこない。

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夜は「漢江でラーメンを食べる」という憧れの体験をした。たまたま知り合った人が連れていってくれた。私はいつも運が良く、誰かが助けてくれる。コロナ直前、ウラジオストクに一人旅した時も、学生時代ぶりの海外で不安だったのだが偶然知り合った人とタクシー相乗りできたり、一緒に回ったりした。出会いは一人旅の楽しさ。
俳優をしている韓国人で、韓国の映画やドラマの優れた点、日本映画との違い、好きな作品などの話をたくさんした。英語も日本語もできる人だった。

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漢江のほとりにあるコンビニでインスタントラーメンを買う。ラーメン製造機にセットすると、水が出てグツグツ湧いて完成まで全自動。熱々ラーメンができる。さすがのラーメン大国、初めて見るシステムでワクワクした。
ちなみに、コンビニはどこもラーメンの品揃えがものすごい。パンや総菜などより、とにかくラーメン棚が圧倒的。

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漢江は韓国の人にとって憩いの場所。ずっとずっと来たかった。
ジョギングしたり、散歩したり、友達や恋人とだべったり、一人でぼーっと眺めたり、漢江はソウルに住む人の生活にいつも寄り添っている場所なんだと思う。今回の旅で一番来てみたい場所だった。
そんな話をしたら、彼は「自分は地方出身だから、俳優になるためにソウルに出てきた時、漢江を渡りながら『これを渡ったらもう後戻りできないんだ、でも自分は行くんだ』と、そんな決意があった」と話してくれた。

帰りの車窓から見た梨泰院の夜は、平日でもそれなりに賑やかだった。
途中、メールで届いたPCRの結果は陰性だった。

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9/29へつづく~


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