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『圕の大魔術師』ガナン親方の力強く優しい8つの名言

こんにちは!マンガ好きな経営コンサルタントのみやおと申します。

ビジネスで大切なことは全てマンガから学んだ、といっても過言ではありません。特に「師匠キャラ」から大きな影響を受けています。

安西先生(SLAM DUNK)やアバン先生(ダイの大冒険)、鴨川会長(はじめの一歩)の言葉や生き様に背中を押されている人も多いのではないでしょうか。

そんな数多い師匠キャラの中でも、最近イチオシなのが『圕(としょかん)の大魔術師』の親方こと「ガナン=キアシト」です。

親方の言葉は力強く、優しい。

今回の記事では、親方が紡ぐ挑戦する人たちの心の支えとなる8つの名言を紹介したいと思います。

※以下、コミックス4巻時点の情報に基づいて紹介しています。致命的なネタバレは避けたつもりですが、気になる方はぜひマンガを読んでもらえると嬉しいです。

圕の大魔術師とは

まずはじめに「圕の大魔術師」のあらすじを下記から引用して紹介したいと思います。

アムンという小さな村に暮らす耳長の少年は本が大好きであったが、耳長で貧乏だった為、村の図書館を使うことができなかった。そんな少年は差別が存在しない本の都・アフツァックに行くことを夢見る。ある日、少年は憧れのアフツァックの図書館で働く司書(カフナ)と出会う。この司書との出会いが、少年の運命を大きく変えることに──。孤独な少年が未来を切り拓く、異世界ビブリオファンタジー堂々開幕!!

主人公の耳長の少年「シオ=フミス」が一人の司書(カフナ)と出会い、自らも司書を目指す、という物語です。美しい作画と緻密に練られたストーリーが魅力のファンタジーマンガで、多くのマンガファンから支持されています。

まったく予想していなかった展開に「死ぬまでに完結して欲しい」という声が上がるほどで、壮大で謎が多いストーリーに目が離せません。

絶対に後悔はさせないので、未読の方はぜひ読んでみて下さい。

ガナン親方とは

続いて、主人公のシオが師事する親方こと「ガナン=キアシトについて紹介します。

シオが働くガナン石工業の親方です。昼間からお酒を飲んでいる豪快な人柄ですが、村の人達には優しい紳士的な一面もあります。

様々な分野の知識があり本にも精通していることから、村の人たちから頼りにされている様子がうかがえます。

また、面倒見がとても良く、どうしたら司書になれるか道筋が見えなかったシオに対してアドバイスを送ります。

その一つ一つがまさに金言。人生に深みのある親方だからこそ紡ぐことができる名言を紹介します。

嘲笑は偉大な挑戦の始まりの合図なんだぜ 笑われもしねぇ挑戦なんてのは俺に言わせりゃロマンが足りねぇ

司書になりたいという主人公シオにかけた言葉です。女性が就ける職業が少ないことから、司書は多くの女性が憧れる人気の職業。そのため、司書になるためには幼い頃から塾に入って勉強をする人が多く、都会のお金持ちの女性であることが一般的です。

一方、シオは田舎に生まれた貧困家庭の男子。一般的な条件には当てはまらず、無謀な挑戦であると嘲笑されます。

そんなシオにかけたこの言葉。親方の言葉にはネガティブなことでも自分の心持ち一つでポジティブな状況に変えることができる―そんな示唆があります。

“かっこいい”っていうのはな 最強の”でっぱり”なんだぜ

鳥が空を飛べるのは、たまたま「でっぱり」があった個体がいてそれが翼に進化したから、という説に続く言葉です。

シオが司書を目指した理由を「司書がかっこよかったから」と答えた際、その「かっこいい」という気持ちが最強の「でっぱり」だと説きます。

見た目も司書になりたい理由も人とは違うシオ。そんなシオを肯定して将来の可能性を広げるとても温かい言葉です。

正攻法で勉強しても 都会の金持ちには絶対に勝てん

司書になる多くの女性はお金持ちの家に生まれ、幼い頃から塾に通っています。そんな他の受験生たちに、正攻法で追いつき追い越すことは困難です。そんなシオのために、親方は正攻法でない勉強法を教えます。

人と同じではなく自分だけの武器を持つ大切さが良くわかる言葉です。

前にいる奴全員を追い抜く快感は最後尾にしか味わえない特権だ

スタートラインが他の受験生より圧倒的に後ろにあるシオ。絶望的で悲観しそうな状況です。

そんなシオにかけた親方のこの言葉。どんなに不利な状況でもそれを楽しむことができる強いメンタルがいかに大切か教えてくれます。

俺に言わせりゃ脳はどこまでいっても筋肉の奴隷だ

筋肉の奴隷というパワーワード!

実際に仕事や勉強をしていても体力がもたないと、十分なパフォーマンスが出せないことはよくあります。筋トレは全てを解決する

相手が知らないなら伝えてやればいい 自分が知らないなら一歩踏み込んでみればいい

知らない人の中で知らない仕事をする恐怖から逃げ出してしまったシオ。そんなシオを叱るでもなく、励ますでもなく、ただ淡々と語りかける親方。

一歩を踏み出す勇気は他人に与えられるわけではなく、自ら生み出すしかない、ということをその言動から教えてくれます。

夢っつーのはな 叶っても終着じゃないし 破れても行き止まりじゃない 旅の途中なんだぜ 全てがな

司書試験に不安を覚えるシオにかけた言葉です。

実は親方は昔、学者になるという夢を持っていました。しかし、その夢が破れて今は石工業の仕事をしています。

子供のころに憧れていた者になれなかった挫折。それでも、それは行き止まりではなくて、その知識や経験が他の人に役立っています。

挫折を経験した人間だからこそ紡ぐことができる言葉がある。本当に勇気がもらえるシーンです。

お前の人生の一部もまた誰か別の人のためにある

学者になれなかった親方が、司書になろうとするシオに自分の夢を託すようなこのシーン。親方が献身的にシオを支えたように、シオの人生の一部も誰かのために役立つことを願った言葉です。

仕事をする意義を教えてくれる、旅立つシオに親方が贈った最後の言葉です。

まとめ

今回の記事では『圕の大魔術師』ガナン親方の8つの名言を紹介しました。

何度でもオススメしますが、本当に現時点で名作になることが確約されている作品です。この記事で少しでも興味を持った方がいらっしゃったら、ぜひ読んでみて下さい!

最後に少しだけ筆者の紹介です。

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