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ADDress福島巡り(南相馬編)

福島、南相馬。
震災で一度はあらゆるものを失ったまちを、事業を通し興している人々の拠点である「小高パイオニアビレッジ」
ここが今回の家だ。

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友人が小高の取り組みにプロボノとして関わっていたため、かねてより話は聞いていたのだが、ようやく来ることができた。
いわき駅から電車で1本。1時間。
小高駅から歩いて少し行くと、小高パイオニアビレッジはある。
ちなみに、小高駅は無人駅だが、この駅の活用も小高パイオニアビレッジのプロジェクトの1つだ。

小高パイオニアビレッジは、簡易宿泊所付きのコワーキングスペースだ。
5つある部屋のうちの1つがADDressの家となっている。
ちなみに、他の部屋には小高で事業を進める若手起業家も住んでいるので、交流も楽しめるのだがそれはまた後のお話し。

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小高への滞在は2日だが、1日目は着いたのが夜だった。
夜は小高パイオニアビレッジ近くの飲食店「さらさ」に。
地元の方が盛り上がっているお店の一角で、注文。
さらさは、メニュー数が多くて、どれも美味しい。
そして、お店の方が温かく、はじめて行った我々の食事の終わり際「まだ食べれる?」と聞いてくださり
ご飯が余ってるからと、カレーとおにぎりをサービスしてくれた。

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カレーが出てきた時にはその量に目を丸くしたが、がっつりした量の米と喜びをお腹に詰めながら、心も体も大満足でお店を後にした。
こういう心の交流も旅の醍醐味。

そして、その日は小高パイオニアビレッジのベッドでぐっすり。

2日目は、小高パイオニアビレッジを運営する会社のスタッフで、ADDressの家守さん(以下、家守さん)と交流。
小高のまちを案内してもらった。
家守さんは、もともと自身もADDressの会員でホッピングをしていた方。
出身は埼玉だが、仕事をきっかけに福島に来たという。
小高パイオニアビレッジの話や、家守さん自身の話を聞きつつ、小高のまち歩き。
小高神社(もともと小高城があった跡地らしい)や、南相馬出身の作家さんがやっているカフェへ。

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ランチは、復興-1(F-1)グランプリで優勝した「殿様食堂」の唐揚げ定食。
食べるラー油にも似た旨辛ダレをつけて唐揚げをいただく。
最高!うまい。

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小高は海も近いので、食後は海沿いを散歩しつつ、気付けば少しずつ日も暮れてきた。

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ちょうどこの日から、小高パイオニアビレッジのプロボノの取りまとめをしている方と、なんとADDress会員さんも一緒に来ていて夜ご飯で合流。
「魚島」というお店で、1,000円のお刺身定食をいただく。
コスパ最高。そして、塩辛も頼んだが、これもしっかりと肝とあえてあるようで美味。

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ADDress会員さんは、家を持たないアドレスホッパーだったので、その極意を聞きつつ(私はなかなかアドレスホッパーに踏み出せていない笑)、プロボノの取りまとめをしている方は仙台でも活動しており長らく東北の復興に関わってきた方なのでその話を聞いて、時間も忘れて楽しんだ。

それから、パイオニアビレッジに戻り、パイオニアビレッジに住んでる起業家の方々と交流。
途中、同世代ということも分かり、めちゃ楽しかった。
酒蔵を作っている同い年の起業家(彼も僕も27には見えないw)や、馬の事業をやっている起業家。
同世代で熱い思いを持って挑戦している人たちと話して、心動かされる夜だった。
小高パイオニアビレッジはどの世代の方も楽しめると思うが、ぜひ20代や30代の若者に行って同世代から刺激を受けてほしい。

そうして夜もふけていき、南相馬の滞在は終わりを迎えた。
帰り道、同世代の起業家の熱い思いやゼロから立ち上がるまちを思い、終わりでなくこれが始まりだと思い直した。

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