見出し画像

凸凹さんは変化がニガテ?-シェアハウスへのお引越し-

コロナウィルス感染が拡大し始めた2020年の春、高校を中退したり大学を卒業したけど就職が難しいという若者3人と細々と始めた"フリースタイルスクール″(フリスタ)。
少しずつ小学生や中学生も来てくれるようになり、昨年半ばには、小さなカフェが満員御礼状態となる日もしばしば。「子どもたちが伸び伸びできる大きな家がほしいなあ…」と祈っていたら(本当に祈っていたんです 笑。いろんなところでつぶやいてもいました)なんとお隣が空き家だとわかり…シェアライフ富山の姫野さんが「富山型シェアハウスにしましょう!」と言ってくださったのが確か昨年末。
ありがたいことに、たくさんの方とのご縁とご厚意により、今年4月に『シェアハウスLiberoみやの森』がOPEN。家族から自立したいと思っていた若者2人がシェアハウスの住人となり、そしてフリスタはその1階をお借りする運びとなりました。

初めてのことや環境が変わることへの不安が大きい人が多い凸凹界隈。フリスタキッズもご多分にもれず「え~、もうカフェ使えんが~」「古い家か~。ちょっといややなぁ」と後ろ向き発言多発しておりました。私は「まあそうよね~確かに古いよね~ネズミは私もいやだわ~」なんて共感したりしながらも、凸凹キッズが納得してこの変化を受け入れてくれるようにスモールステップを敢行。シェアハウスがいかに素敵かなどとは決して言わず、まずは予定表に「おひっこし」の日をさらりと明記。そして、シェアハウスの住人Aタケシくんの部屋の片づけや別のシェアハウスから家財道具を運ぶボランティアを募ったり、子どもたちのおもちゃや本を運ぶ助っ人を呼びかけたりしました。すると、まずは動きたくてたまらないチーム!?が「俺、やるっ!」と手伝いはじめ、そのうちみんなが何かしら手伝うようになり、なんだかんだとあっという間に砺波の広くて大きなお家の虜になって走り回る子どもたちなのでした。

ママと離れるのが不安だった子が「おはよ~っ」と元気に駆け込んできたり、ゲームに夢中で大人の話なんてちっとも聞いていない感じの子が(多数派)「今日のご飯なに~?」と台所を覗きにきたり、たま~に「手伝おっか?」と言ったり、「うっせぇ、だまれ」とやさぐれていた子が優しいまなざしで小学生のお世話をしていたり。若者たちと一緒にいっぱい遊んで、おいしいご飯やおやつを食べる日々の中で、子どもたちは安心して自分らしさを発揮していくようになっていきます。

byカオル(Ponte代表理事)

クラウドファンディング97%達成!引き続きよろしくお願いします!!https://readyfor.jp/projects/miyanomori_sharehouse

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?