7日目:畝を立てる

2021/03/30

何とか3月中にと思っていた柵作りが遅々として進まず慌てていたのですが、そろそろ「畑やってる感」を感じたかったことや、「畝さえ作ればなし崩し的に柵作りが進むのでは」という打算もあり、この日から夫T氏は柵作りメイン、わたしは畝作りメインでというふうに、分業で進めていくことにしました。

獣害柵の進捗状況

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斜に構えた感じですみません。
こういうところに育ちが出ますよね。

竹はこちらの辺(奥側)から立てはじめ、二辺目に突入。
前回穴を開けた分がメインの作業になりました。

実はこの、前回開けたはずの穴ですが、その後雨が降ってしまい穴が再度埋まってしまうというアクシデントがありました。
そのため、「穴を掘る→竹を立てる→穴を埋める」を1セットとし、なるべく数本ずつ進めるようにしました。

というのも、1つの穴を掘るのにかかる時間が読めないのです。
前回こちらの記事でもご紹介しましたが↓

ある程度掘り進めてから石にぶち当たると、そこから少しずらして穴を掘るという作業になってしまいます。
もしくはどこまでも石がある場合には、そのほとんど岩のような石を取り除く作業が必要です。
すんなりいけば5~10分ほどで1つの穴が掘れますが、ドツボにハマればたった1つの穴を開けるのに30分以上かかるということもありました。

畝の進捗状況

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こんな感じです!

実はちょっといろいろと誤った部分があり改善点多々あり……という畝なんですが、こんなふうにヒモを引っ張って、真ん中の畝部分と、両端のミゾ部分を作っていきました。

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ヒモは何でもいいので、今回はビニール紐で。
画像のように石に絡めると、1本のヒモを切ることなく使えるのでとても便利です。

画像4

ミゾを作っているところ。
ミゾ部分の土を畝部分に上げて、高さを作っていきます。

畝の作り方

畝の作り方はおそらく人それぞれだと思いますので、参考までにわたしの作り方を紹介します。

①草を刈る
今回の畑では、これまで土地主さんが定期的にシルバー人材を頼んで草刈りをしてくれていました。
借りた時期が冬場だったため、草はほとんど萎えており、これはさほど大変な作業ではなかったです。
逆にこれを夏場にやろうと思うとかなりツライですし、放置されて何年・何十年と経った耕作放棄地などでは木が生えてきたりしていると思われます。
無農薬・無化学肥料で栽培をしたいと思っていたわたしにとっては、除草剤を撒いていないというのも嬉しいポイントでした。

②根を刈る
どう違うねんと思われるかもですが、地上部の草を借り倒したあと、地下部を刈り取ります。
草刈機では地上部の草しか刈っていませんので、根は何年もそこに生えていたことになりますよね。なので、とても硬く張っています。
実は今回、久しぶりの畝作りということもありこの工程を失念していました。
そんな畝でも作物がちゃんと育つのかどうかは、この先書いていきますので楽しみにしていてください^^

③耕す
無農薬・無化学肥料栽培というと、同時に語られるのが不耕起ですが、まだこの平らな、開墾もされていないような畑での不耕起はおそらく不可能です。
土が硬く、作物が根を張れるような状態ではないですし、畝にすらなっていませんので、まずは耕します。
とはいえ深く耕すわけではなく、鍬を使って、15~30センチくらいの深さを耕していきます。

④ミゾを切る
ここでようやくミゾ切りとなります。
ミゾとは、排水路であり、作業のために歩く道であり、風の通り道でもあります。
だいたい自分の足の裏が無理なく収まる幅がいいかと思います。
我が家の場合はわたしの足ではなく、T氏の足に合わせています。
大人数で作業する予定があるとか、ゆったりとした畑にしたいなら、この幅を広く取るといいですが、広ければ広いほど、畝にできる面積は減ります。

ミゾを作って出てきた土を畝にあげていき、畝とミゾの高低差を作ります。
今回は長い辺のみ両端にミゾを作りましたが、ベストは畝を囲むように、だと思います。

育てたい作物や土の状態によって畝の高さは変えたほうがいいと言われますが、現段階では竹を埋めるのにも土がたくさん必要だったので、余剰な土はすべて柵作りに生かしました。

ここまでの作業の間、大きな石や根などは随時、取り除いていきます。

このようにして、おおまかな畝の形ができていきます。

畝の形が見えてくると、ここで野菜ができるんやなあ~!とちょっと楽しみになってきて、俄然やる気が出ますよね。

そんなわけで、この翌日も夫婦揃って、柵&畝作りに精を出しました。

そのお話は次回になります。

畑に必要な本や種、道具を買うための費用や、民間信仰について調べるための遠征費などに使いたいです!良質なnote記事を生み出すためにもサポートいただけますととても嬉しいです^^