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子ども・思い出の詩

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#お隣さん

【詩】お隣さん

【詩】お隣さん

何も持たないこの両手が憎かった

空っぽの手のひらを見つめる度
自然と心は溢れてしまった

ある日誰かがやって来て
私の隣に座ったけれど
心地が良いので放っておいた

気付けば私の手のひらに
1つ何かが乗っていた

どうやらお隣さんがくれたらしい

何かわからなかったけど
嫌ではないので放っておいた

気付けば私の手のひらに
沢山何かが乗っていた

どうやら探検したくなって
自分で拾い集めたらしい

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