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森氏発言の一連の報道を見て

関連ニュースを見ていると、オプエドがあまり無かったので下手なことは言えないと思いつつも、ちらほら出ている反論を見つけたところ、東京オリンピック開催に向けては、ある種現代の風潮に不感症なくらいな人物が剛腕を発揮しなければあのコスト削減は出来なかったのではないかという指摘があり、なるほどそもそも人選の構造的な問題かもと思った。というのは、現代のハラスメントやマスコミが論う差別的発言にいちいち神経を尖らせていられる人は、総じて剛腕にプロジェクトを進める力はなく、東京オリンピックを関係者が上げてくる要求予算だけ積み上げると、莫大な費用になるということに対抗するには森氏しかいなかったという可能性があるらしい。とすれば、最初から会長職は矛盾した条件を満たさねばならず、どちらかに寄せるとこういう結果になるのだろうということ。つまり、対局の清廉潔白・品行方正な人を会長に据えたとしたら、業界に良いように使われ、オリンピック費用は鰻登りになり、国や都の予算は膨らんで、将来の増税のツケは国民に回ってきたのではないか。。。


これは新卒採用にも似た話があり、経営陣は変化の激しい時代に将来会社を変えてくれるくらいの人材を求めていると言いながら、そんな異端児は採用過程でサクッと落とされるという矛盾。。マスコミの流すニュースだけ追っていると、森氏はひどい差別人間だというレッテルだけになるのだろうが、では誰があらゆる面を満たせる人材だったのかと問われて、最適な答えを出せる人は誰もいない。おそらく首相適任者や芸能人、プロスポーツ選手にも似たような面がある気がする。構造的に社会の風潮と求められる能力との矛盾が生じてきている危険な時代ですねぇ。


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