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社会起業塾⑥ものづくり企業『花王』

花王社会起業塾に選出

ブラッシュアップミーティングの最終選考会を経て花王さんに選んでいただきました。

最終選考会って、独特の空気が流れていてめちゃくちゃ怖かったです。

そんな中、花王の社員さんだけが私の心情だけが突出した話に大きくウンっウンっと頷いてくださっていたのを覚えています。花王社会起業塾中は私の至らない点が多々あり、すっごいご苦労をお掛けたのですが、見放さずしっかりと怒ってくださいました。そして、お母さんのように見守り応援してくださいました。

よろぴく事件

花王社会起業塾中盤、仲の良い事務局の担当さんとのやり取りと勘違いし、パートナー企業さん等にまで送信されるメーリングリストに『よろぴく』とだけ書いた送付文で事業報告書を送ってしまいました。今思い返しても恐ろしい。

メールの文章について、少し忠告しますね。 宮村さんの気さくで明るいお人柄はみなさん承知していると思うのですが、それを差し引いても、不適切な表現だと考えます。ありえません。 せっかく真剣に取り組んでいても、それが帳消しになってしまい、宮村さんにとってはマイナス以外、何ものでもありません。プライベートではなく、オフィシャルの場ですので、今後そういったことを意識していただければと思います。

関係各所に対してもお詫びメールを送り、やれることは全部やりましたが、全く心は晴れずしばらく撃沈。ちゃのま保育園の保育士さん達には『そこは仕事なので、何とか頑張ってください。』と、叱咤激励され、『それは宮村さんが120%悪いね。』と、柳島カフェのマスターに追い打ちを掛けられ、同期からは大爆笑されました。
当時は柳島カフェのマスターの『謝ったんでしょ?じゃ、それで終わりだよ。以上!』の言葉にすがりながら、一生懸命、非公式花王BVMで見ていただく企画書を書きました。

非公式花王VBM(バーチャル・ボード・ミーティング)

これは“ものづくり”じゃありません。
当時、進めていた墨田区の薬品メーカーさんと共同開発したちゃのま保育園の除菌スプレーのサンプルをみて言われた一言が今もずっと残っています。

このVBMをキッカケにちゃのま保育園でしか出来ない保育、ちゃのま保育園でしか開発出来ない商品を目指すことを決めした。大きな企業で働いたことがない私が、花王さんのマーケティング部経験者の社員さんとVBMの場を持たせてもらえたことが大きな一歩となりました。そして、ものづくり企業として誇りを持ちながら働く花王の皆さんの姿勢に感銘を受けました。

花王VBMを経て、自分の想いと経験、ノウハウを言語化・具体化する癖がついたことも大きな一歩です。言語化・具体化することにより、物事がスムーズに進み、理解者(花王さん)が増えるという成功体験が言語化・具体化する意味付け(原動力)となったことが大きな要因だと思います。

そして、自分自身が井の中の蛙であったことを自覚しました。

花王社会起業塾に参加することによって、見たことや聞いたことのない世界に触れ、全く自分と違う人生を歩んで来た人や経験と価値観が異なる仲間が出来き、それが楽しい!と思える自分になりました。

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