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高卒社会人が通信制大学に挑戦してキレる

社会人3年目で心理学系の通信制大学に入学した。

意味あんのか?と思う気持ちも多少あるが、学歴を手に入れられるのであれば過程などどうでもいい。

私の最終学歴は2年制の専門学校で、履歴書の扱いではほとんど高卒に近い。

このおかげで、転職活動を考えようものにも応募する資格さえなくて困っていた。

そもそも高卒ってだけでなんでこんなフィルターがかからなきゃならんのだ。

大卒でもハンバーグ作ろうとしたら天ぷらを作っちゃいましたみたいなレベルのミスしてる人がいるからな。

転職するときは学歴の区別をとっぱらってくれ。落ちるのはいい。まともな資格が簿記2級の経歴を見て笑えばよろしい。

せめて応募だけさせてくれ。

こんなことを書いている間にも、どこかの誰かが努力なりをして夢を叶えているのだから憎たらしい。

半額のパック寿司を1人で2個同時に食べてる人と同じくらいに憎たらしい。


通信制大学というものは、圧倒的な自己管理能力を求められる。

レポートの提出期限や履修試験(これに合格すると単位がもらえて卒業に近づく)のスケジュール把握。

おまえこれ、社会人しながら卒業できんのか?とテキストのページを破りそうになるくらい手が震えてしまう。

今日はいいやとXを見て栄養がなさすぎる自炊をして寝る日もある。

それでもなんとかやり切ろうとするのが、この異常者しかいない日本で社会人をしている私の偉いところ。

細々と勉強を続け、気がつけば全体の7割以上のレポート提出を終えていた。あとは着実に履修試験に合格すればいい。

通信制大学に通い始めたのが23歳の今年。卒業する頃には27歳。

おい、アラサーじゃねえか。

ジミヘンやカート・コバーンが死んだ歳だ。人によったら結婚している。その頃のマックはいくら値上がりしているのだろうか。

ミスドの100円セールはもう2度としないのか?

俺らの笑顔、150円に値上げされてるよ。誰が笑うんだバカたれ。

27歳で転職先はあるのか、と不安だったが私の会社には28歳で転職してきた人もいる。

日本は斜陽国家だ。私はドブの海に浸かりかけている。泳げもしない海の中をバタバタと暴れて生きようとする。でも浮かぶことはきっとない。せいぜいゆっくり沈むようになるだけだ。

なんなんだ人生。幸せなときって犬や猫を眺めてるときくらいしかなくないか。

くそつまらねえ上司に薄っぺらな愛想笑い浮かべてさ。ほんと嫌気がさす。つまらないのに笑って、どうでもいい仕事して。

待ちに待った休日は、たいして興味もないYouTubeをダラダラ観て終わるんだから。

でも、適当に過ごしたところで社会は自分を救ってくれない。自分は自分でしか泥の海から逃げ出せない。

通信制大学に通ったからって著しく人生が変わるとは思えないが、挑戦しないよりマシだ。

多分、そのとき必要だと思ったことに挑戦し、それを繰り返していくことで自分の人生を苦しみ喘ぎながら生きていくしかないのだと思う。

このやろーーー、と思いながら分厚いテキストに手を伸ばすのだ。

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