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FP3級に落ちた!!!
合格率80%を超えると言われるFP3級実技試験に落ちた。60点がボーダーラインのところを45点という不甲斐なさ。
ちなみに学科は36点がボーダーのところを40点のスレスレ合格。
FPは学科と実技の2つをクリアして資格取得となるので、私は惜しくも1発合格とならなかったのである。
最悪すぎる。また2時間半かけて試験会場まで行かなければならない(家がド田舎)。
シドニー五輪(00年)の「世紀の誤審」と言われた柔道で、篠原選手は「弱いから負けた。それだけです」と言った。私はその言葉を帰り道に何度も反芻させた。悔しくて放心状態だった。
大事なところで決められない。それは今に始まったことではない。
高校生の頃、体育祭の打ち上げか何かでクラスの何人かと食べ放題に行った。
その日のことはほとんど覚えていないけれど、1つだけ覚えていることがある。
それは食べ放題も終盤の頃だった。
私はアイスが食べたくなって、ソフトクリームバーに向かった。
すると、私の前には男の子と母親らしき人が居た。母親は私の存在に気がつくと、男の子がソフトクリームを作るのに時間がかかることを気にしてか、私に順番を譲ってくれた。
その見返りではないが、母親が「お兄さんが作るの観てみようね〜」と男の子に言っていた。
よし、ここは決めねばと鼻息荒くレバーを手前に捻る。
しかし、自分が思っている動き方とは全く違う動きをするものだからお店のようなソフトクリームを作れない。
そうして出来上がったものは、車に轢かれたようにベチャっとした形のソフトクリームだった。
お母さんは無言になり、いつのまにか後ろにいたクラスのギャルには「下手くそ〜」と言われた。
正直そのギャルには間違いなく救われた。
私と母親と男の子の無言を壊したその一言は、止まっていた時間がパリンっと割れるように動き出したように感じられた。
ここぞというときに決められる人になりたい。
たとえそれが運任せの瞬間だとしても、その運命に勝てるような強さが欲しい。
しかし、一生このままで生きていく方が私らしいような気もする。
そんなことを思いながらら、「はぁ」とため息をしつつハンドルを握るのであった。
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