手の倫理を読んだ感想


信頼の部分が非常に気になった。自分がやりたいと思ってもできないことだから。
信頼ができない。信頼の合理性、理解できるけど、実行できていない。不確定性を受け入れられていない。だから人間関係で疲弊するんだろうなと思った。
本を読んで、それまでは信頼することは非合理的だと思ってた節があったけど、ブラインドランナーの伴走や、企業での信頼がないと無駄に増えていく点検業務の話がとてもわかりやすく、たしかに信頼は合理的なものなんだ!と思えた。
信頼の合理性が理解できたなら、以前よりは不確定性を受け入れることもできるのかもしれない。
不確定性を受け入れられないのは完璧主義と関係あるのかもしれない。少しでも外れると許せない、それなら全てなくしてしまいたい。ゼロ100思考である。自覚できただけでもまだいいかなと思う。治るとは思わないけど、治せるかもしれないとも思うから。
これからは信頼の合理性を意識して、不確定性を受け入れていけるといいなと思った。少しずつでも変わっていけたら、今より生きやすくなりそうだと思ったから。

個人の多様性
不確定性と繋がるのかな。多様性って、全体のという意味で使われているし、そのイメージだけど、本では個人の多様性についてふれていた。たしかに、人には色んな顔がある…多面的である。個人の多様性を受け入れていくことが、不確定性を受け入れることに繋がっているんだと思う。読んだときに、これもすっかり忘れていたことだったと思った。

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