見出し画像

特別ではない。しかし、尊重すべきもの。


私にリズムと唄と色彩と聲をください。
そう願った翌朝に、翌朝といっても時計は夜中の0時。
でも、起きた時間が朝なのだ。
それがその時のリズム。


胎の聲が蘇ってきた。
とてもリズミカルに。

その音が消えてしまわないうちにこうして記している。

最近、自分の言葉がつまらないと感じていた。
熱量がない。

この身体と心にリアルタイムに動いている音、躍動。

この瞬間の愛。


自分が自分でいることが、こんなに難しく感じる世の中で
機械と情報の中に埋没してしまいそうな命に響かせたい。


私は人間になりたい。


機械と情報の中にいたくない。


「スピ系」と言われると、むっとする。
はたから見ると、スピ系に他ならないだろう。
「~系」の中に埋没したくない。
私の中の反骨精神は、どうも、まだそんな小さなことにこだわる。

そのこだわりの理由が今朝、はっきりわかった。

自分の人間力のなさから逃げたかったのだ。

私の尊敬する先人たちは、霊的に目覚めている。
けれど、スピ系ではない。
人間を生きている。
しっかりと人間を生きて、人生に立ち向かい道を切り拓いている。
存在に力がある。

アイヌは人間という意味だ。
私はその響きが好き。
アイヌはカムイを特別なものとしない。
それは、川の中に、火の中に、熊の中に、人間の中に「在る」もの。

特別ではない。
しかし、尊重すべきもの。

私は人間になりたい。

ほとんどの人は人間を忘れている。
名前を付けれられ、学歴と経歴と肩書と所有物を得て
初めて一人前の人間だという。
それは、グルジェフの言うところの機械人間だ。

私が親しくしている唯一人間らしい先輩は
「お前はもっと賢くならないとダメだ。本を読め。」
と叱ってくれ、大量の本を送られて来て困ったことがある。
けれど、ようやくその意味が分かってきた。
霊力が人間力に伴っていない。
人間の先輩は、それを見抜いてくれた。

知は人間の存在を深める。
知は自慢したり、賢く生き抜くためのものではない。
何世紀もの間、人間が考えていたこと。感じていたこと。
存在の深さに触れるのだ。
何層にも何層にもなって、血肉に沁み込んでくる。

少しづつ人間に近づいてきた頃、
嫌悪していた肩書に、敢えて「スピリチュアル」という語を使うことにした。

「スピ系」を塗り替えて、超えてやる!という
ちっぽけな反骨精神に、ちゃんと向き合おうと思った。
それを超えたら、また変わるだろうと思う。

スピリチュアリティ、霊性は人間の本性だ。
「~系」と言わせないぞ。

琉球 は魂の発信源。

民族の力を呼び覚ます音。

琉球。

この音をスピリチュアルに結びつけることは自然。

琉球。 

それ自体がスピリチュアリティを示す。

私にはそう見える。

琉球の精神。民族の力。

琉球スピリチュアル療法師 宮良志穂
アーティスト Miyamin

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?