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みやまnoしずく

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ことば書きの練習。 現代川柳・現代短歌を書き連ねています。(短歌多め)
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2016年9月の記事一覧

現代短歌練習07

木漏れ日に消えた昨日の輪郭は掴み損ねたわたしの家族

グレーテルからヘンゼルへ学歴のないくせ真面目ぶるクソ野郎

ベランダが白んでいくの知ってるの目開けたまま寝ている鳩よ

焼け野原きみのかけらを拾うため慣れない左側意識する

糸切れてわたしは地べた座り込む換気口から母さんの声

創作dayかもしれません。食べ過ぎて胸焼けするし、胃痛い。

現代短歌練習06

大雪を眺めミシンが泣いている維新掲げたあどない勇者

親戚はわたしの不幸ご近所へ涙ながらにデリバリーする

かみさまもひとのふこうの線引きをするほどえらくないというてる

湯呑には緑の線が立っていて覗く私を冷ややかに見る

ドラムへと放り込まれて転がされ輪切りにされて三割負担

視点があちこち動いてしまうのは川柳からのクセでわたしが直していかなければならないところで、そのためには推敲に推敲を重ねれ

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現代短歌練習05

世を知らぬされど小さな箱庭の幸せ否定さる母なし子

母知らんだけであいつらは決めつけるかわいそになあ不憫な子やな

滑らかに雪解けの日を語れども君はいるかと問えば沈黙

十三の階段上る妹の背を陽炎に見た代々木公園

いつか青森のイタコに会いたい。あんまりそんなこと言ってると怪しいヤツと思われるけどさ。

もう会えない人に会いたくなるのが年に二、三度やってくる。

現代短歌練習04

天井の木目近付く秋の夜となりの国で原子が嗤う

優しさを吐き違えるの知っていてあなたは今日もlineを返す

緋が揺れて彼方此方が混ざり合い亡き人尋ね我は息する

可哀そうかわいそうな子カワイソウ大人は我を撫でてほほ笑む

立っていても座っていても寝ていても、不意に膝のあたりからひゅっとなるんだけれど、この症状をどう検索していいか分からない。

眩暈もあるから、自律神経の問題かと思う。

現代短歌練習03

雨樋を伝う寂しさ聞いている明日になれば明日の憂い

親戚の篤志行為の材料に母を殺した二歳のわたし

我抱く卵黄身なく無口なりいつの日にかは泣いて教えよ

前髪を切らねばきみは死ぬと言う心の病痛風と似つ

FE ifのインビジブル編を数か月ぶりにクリア。

new3DS買って、聖戦の系譜したい。わたしの青春だもの。

今後のFEには期待しない(でも買う)

現代短歌練習02

死にたいを願う端から書類来てもしもに備えて署名捺印

人生の墨塗り増える一方で幸か不幸か戸籍真っ白

ぶつ切りのわたし土鍋で煮込みなさいホロホロホロロ崩れゆくまで

ほつれ糸ひっぱらないで今だけはわたしこわれるわたしなくなる

noteの使い方イマイチ分からずちょっとの間放置。

実は今もよく分かってないけど、とりあえず何とか投稿!