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【feat.大塚リョーマ】あらゆるゲームは「不良少年」のものだ! まあボクたちは超良い子ですけど【読むラジオ『もっとトークへ』Vol.7】

みやまる?(以下みや):最近さ、関西の芸人さんの影響かな。奥さんのことを「嫁」って呼ぶ男の人増えたじゃん。アレ、自分の夫がやってたらどう思う?

大塚リョーマ(以下大塚):急な主婦の井戸端会議で始めるな。大塚リョーマでございます。

みや?:イワタカオルとエリカ・ゼッターランドの「文字のバラエティ『ちょっとチークを』」も、43回目です。エリちゃんのところは、下の子ももう小学生だよね。芸人さんのマネとかするの?

大塚:小学生ですけど、日常会話をもう中学生のマネで返されて困ってますワ。『ためになったね~』じゃありませんワ。

みや:あれ、あ、……今日は「みやまる」のほうか。

大塚:急に別世界のシリーズを出すんじゃないよ。

みや:えぇー、あらためてこんばんは、みやまるです。大塚リョーマくんとの「読むラジオ『もっとトークへ』」今回で7回目。よろしくお付き合いください。
   12月ってことでお聞きしたいのが、「何歳までサンタさんを信じてた?」ですね。

大塚:前にRPGツクールの話したけど、実はあれ小学生のときのクリスマスプレゼントで、親父におもちゃ屋さんで「何がほしい?」って聞かれたときから、「そういう行事なんだな」ってわかったね。だから物心付いたころにはイベントごとだってわかったよ。

みや:わりとスムーズな(?)バレ方でしたね。俺も17歳くらいまでは信じてましたね。

大塚:高校生まで信じてたのは純粋だね。

みや:そう。「サンタさんは親」だって信じてたな。

大塚:あ~、変なとこ気付いちゃったか。そろそろちゃんとしなきゃ。

みや:「サンタクロースは背の高い恋人」だって、隣に住んでたおねえさんが……。

大塚:ユーミン(松任谷由実)じゃないですか。……クリスマスソングの季節ではありますが。

みや:最近イルミネーションとか、ツリー飾り出すの早すぎるお店増えてません? 11月中旬くらいからやってるところあるよね。

大塚:ハロウィンから期間空けずにってところが増えましたかね。飾り付けにも時間かかるし。

みや:『あわてんぼうのサンタクロース』だなんて、笑ってる我々のほうがよっぽど慌ててるんじゃないですかね。

大塚:じゃあ今度デパートの前のストリートピアノでお正月の曲でも演奏してやろうか。

みや:まあいろいろサンタさんにほしいもの、お願いしたいことは山ほどあるけど、最終的に結局欲しいものはひとつなっちゃうね。

大塚:どっかいっちゃった、“しゃべりの勘”ですか?

みや:チキンライス。

大塚:今回「ツッコミ待ち」が多すぎる……! 「もっとトークへ」始まってるんだってば!


みや:「足利フラワーズ対所沢ライオンズ」! 栃木県足利市生まれ横須賀市在住のリョーマくんと、埼玉県所沢市生まれ世田谷区在住の私が、ローカルネタを話していくコーナーです。

大塚:”対”って入ってるけどケンカにならないようにやってきまーす。今回のテーマは?

みや:今回は「海無し県から見た海」。栃木にも埼玉にも無いっすからね。狭山湖はあるけど……。

大塚:内陸県出身者は「四方を山に囲まれて」って、だいたいどこの校歌でも歌わされると思いますが、そんな我々が海について感じることですか。

みや:リョーマくんなんて今、横須賀という国内でも有数の港町に住んでますけど、地元と全く違う環境なんじゃないですか?

大塚:海の近くの家や職場にはいるけど、釣りなりマリンスポーツなりしてないとあんまり生活は変わらないですよ。景色はいいけど。

みや:それでもやっぱり「オーシャンビュー」とか、「海の見える街」みたいなのは憧れるけどな。

大塚:強いて言えば海軍ベースと海上自衛隊基地があるから、毎朝、日米の国歌が順番に流れることくらいかな。

みや:そうそう、そういうの。そういうの。

大塚:あとどこの寿司店入ってもネタが新鮮。めったに食べられないけど。

みや:めっちゃ港町満喫してますやん。桑田佳祐や柳ジョージの曲の歌詞みたいで「良いな~」って思いますよ。

 

みや:大学の時、ひとり旅で茅ヶ崎に行ったんだけど、そのとき初めて見たんだよ。サーフショップ。海辺の街の人からしたら普通の光景なのかもしれないけど、俺なんかは「ほんとにあるんだ」って思ったくらい。

大塚:海のそば独自の商売は確かにあるね。しっかりした釣具屋さんとか。

みや:そしたら店の中から猛スピードで逃げるヤツと、「ドロボー!」って追う店員が出てきたんだよ……。つまり俺は「初めて見たサーフショップ」で、「初めて生の万引きの現場」を見たんたよ……。

大塚:それこそ海関係なくない!?

みや:変な思い出はともかく、一度は横須賀に行って見たいですね。横浜は何回かあるんだけど、横須賀は0回だから。

大塚:観光地としてもちゃんとしてますよ。カレー、ハンバーガー、ジャズ、天然酵母のパン屋さんの街。……案内はしないけど。

みや:横須賀に行ってみたいということは、横須賀に行ってみたいということなんてすよ。


みや:「オレの話はアレの話だ!」。

大塚:何かひとつのお題に対して、話を聞いてもらうコーナーです。俺の話を聞け。2分だけでもいい。

みや:♪ぃ横須賀の~ うみのぉ~ ♪ぃやっさしさに…… 俺の、俺の話は、『BULLY』。


みや:2008年にPlayStation 2で出たゲームなんですが、先日STEAM(大手オンラインパソコンゲームサイト)で安く売ってたのを見て、当時欲しかったのを思い出して買いました。

大塚:『グランド・セフト・オート』(GTA)でお馴染みのロックスター・ゲームス社が作った作品ですね。どんな作品?

みや:そう。まさにGTAとゲームシステムはおんなじ。ひとつ大きく違うのは全寮制の学園が舞台というところ。ティーンエイジャーがメインの登場人物なんで、さすがにGTAほどグロい描写はほぼ無いです。……ほぼ、ね。

大塚:結構バイオレンスな学園ものなんだ。

みや:ピストルやマシンガンとかは出ませんが、映画『パッチギ!』か、それ以上にボッコボコに殴り合いますね。ただ、単純な「悪ガキのケンカ」ってだけじゃないんですよ。

   主人公はジミー・ホプキンスというガニ股でチビでケンカっ早いという、絵に描いたような不良少年なんですけど、大暴れする一方で、お小遣いのためとは言え、酒浸りの先生を庇ったり、音楽の先生から「鼓笛隊のメンバーがいないのよ」って言われれば、「ざけんなよ」とか言いつつも、マーチングバンドの衣装着て、演奏に参加したりもするんですよね。

大塚:割とツンデレというか、子どもらしい選択肢も選べるんですね。

みや:日本のゲームとかに出てくるの不良って「義賊」というか、「実はいいヤツ」みたいな感じになっちゃいがちじゃない。でもジミーはちょっと違う。完全に「悪ガキ」なんだけど、かといって利己主義的でも無い。なかなか不思議な魅力があるね。

大塚:アメリカの学園生活って枠組み自体が取り扱いやすいシステムなんだろうね。『スパイダーマン』とかで見る感じの。

みや:世界中のどこにも「学校」はあるだろうし、「学校」があると言うことは、世界中に「不良」もいるでしょう。

   なんというか、ゲームの表現を規制する動きの全てを否定はしないけど、結局テレビゲームとは「不良少年」のモノだし、それはこれからもそうであってほしいかなって思った作品だったね。ある程度は現実でやっちゃいけない、悪いことをしてこそのジャンルじゃないのかなって。

大塚:疑似体験としてのクライムアクション、暴力表現は無くなって欲しくないですね。知らなきゃ悪いって分からないわけですし。と、そんな話を受け取りつつオレの方の話行っていいですか?

みや:お願いします。

大塚:『LOST JUDGEMENT:裁かれざる記憶』。


 みや:ちょっ、待てよ。

大塚:SEGA、龍が如くスタジオが贈る『JUDGE EYES』シリーズ2作目、木村拓哉演じる元弁護士の探偵・八神隆之が主人公の「木村拓哉inゲーム」、俗称『キムタクが如く2』です。

みや:……さっき擬似体験って言葉が出たけど、「擬似体験」とはいえ、キムタクが自分の操作で動くってすごいよな……。

大塚:『龍が如く』でお馴染みのケンカアクション、幅広いプレイスポットと木村拓哉が融合! 変装するキムタク! スケボーで駆け抜けるキムタク! 役満でアガるキムタク! あとキャバクラでデレデレの、八神の元上司役の中尾彬!

みや:今回はシリーズではお馴染みの神室町に加えて、横浜の高校にも行くそうですね。

大塚:ストーリーとしましては、とある痴漢事件の裁判での有罪判決の結果、横浜での変死体殺人事件にアリバイが発生してしまい、その事件に対して弁護人の知り合いの八神が調査依頼を受けるわけです。

 捜査中に横浜の高校に部活の外部指導員として潜入します。デスレース、ボクシング、ジャズダンス、ロボ改造と生徒たちと青春を送りながら謎を追っていくわけです。

みや:もうそれ普通に「キムタクの主演ドラマ」じゃん。ゲームだけど、もはや新しい“観劇”のスタイルと言っても良いレベルかもね。

大塚:本人も「映画でやらないんですか」と監督に確認するくらい、ストーリーがよくできているんです。もはやドラマなんです。

 で、今回みやまるさんが『BULLY』を紹介するって聞いてこの作品選んだんですが、ちょっとイジメとその先のことを考えたくて。

みや:そうでしたね。

大塚:高校内で起きてるイジメを八神たちが解決しようとするエピソードがあってそこから事件の真相に近づいたりするんです。イジメの怨恨がより大きな事件に繋がったり。

みや:話の繋がり、伏線みたいのも、シリーズの特徴のひとつですね。

大塚:そう。『龍が如く』シリーズでも、極道の抗争から社会を揺るがす事件に繋がったりって流れはあるんですけど、学校も極道もある種閉鎖的空間ってところで似ていて。『JUDGE EYES』シリーズからは、その外側から見える世界を描いているのが面白いんですよね。

   今回はイジメの怨恨のその先、終わらなさにAdoの主題歌も相まって考えさせられちゃったんですよね。木村拓哉で遊べるって入り口で始めてもいい。その先にある重厚なストーリーに打ちのめされてほしいです。

みや:暴力だから、ゲームだからって蓋せず、そういうものに向き合っていく入り口はあって欲しいですね。


 

みや:『たけしの挑戦状』から“芸能人ゲー”ってあるわけだけど、もうコレ以上ないかもね。だってキムタク以上の芸能人がそもそも……って話になっちゃうし。リョーマくんはゲームキャラとして操作してみたい芸能人、誰かいます?


(みやまる注:リョーマくんはこの質問を、かなりの時間長考して回答してくれました)


大塚:…………………………………………ジェイソン・ステイサムでお願いします。

みや:俺はオードリー春日(俊彰)かな……。

大塚:ひたすらステイサムでガンとばすゲーム。あと役満でアガるステイサム。

みや:春日のはひたすら節約するゲームになりそうだ……。

 

 

大塚:ここでー! お便りのー! コーナーだー!

みや:?!

 みや:リョーマくん紹介してください。

大塚:前回イラスト増やしたいとぼやいてたらなんと、ペンネーム・はるうぃさんからイラスト届いちゃいました! ありがとうございます!

みや:特に募集とかはしてませんが……。なんて言いつつ、むちゃくちゃ嬉しいです! こんなイラストいただけるなんて……。ありがとうございます!

大塚:曲がりなりにも芸事嗜んでる身としては、こういうファンアートって本当に嬉しいですね!

みや:はるうぃさん、本当にありがとうございます。ゴールデン街で高めのお酒おごります! もっと頑張ろうって気持ちになります。

大塚:今後もお便り・ご意見は各アカウントにDM等で連絡してくれれば、なんか上手いこと紹介しますので。

みや:2022年もよろしくおたのもうします。このラジオはみやまると……。

大塚:夢がさめても熱がさめない、大塚リョーマでお送りしました。よいお年をー。

 

 

 

みや:♪夜空の むこうにはぁ〜 ♪もぉ明日がぁ~

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(文中一部敬称略)

 

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