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遅れてやってくる

子どもの夏休みの宿題の1つ。
しおりの1ページに夏休みの思い出の絵を描いていくと言うものがある。

知的に障害があって頭の中にイメージを描き続けるということが難しいわが子には、ちょっぴりハードルが高い宿題です。

そんなわけで、この夏休み中に撮った写真を選び、その写真を見ながら絵を描いてくと言う作戦を使おうと子どもに提案。そして、その写真選びを今日しました。

今年の夏はたくさんの人に会って、いろいろなことをしたけれど、無難に先週行った旅行の写真にするのだろうと思っていました。
でも彼が選んだのは、私の友達のカフェで子ども同志でカードゲームをしたときの1コマを写した写真でした。

七並べのようなゲームではありましたが、ルールの理解に難しいところもあって、私の隣に座って眺めていた時間もあったり、会話についていけないこともあったり…。なので、選ぶと思っていなかったので、感慨深かったです。

同年代の子どもと遊ぶということ。
わからなくても、通じなくても、なんとなく会話があること。笑えること。穏やかでいられる事。
自然にお手伝いしたり、頼られたりがあること。
それが心地いいと感じたのかなぁと…。

その日、その場ですぐに表現できなくても、じわじわとその日が大切になって、じわじわと温めていたものが、今ここにつながったと思うとちょっと感動です。

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