【エッセイ】残念男子？「俳優 岡田健史」

ドラマ「中学聖日記」で、大抜擢された岡田健史さん。端正な顔をされたカッコ良い若手俳優だなぁと気になっていたのだが、つい先日、絵を描くのが好きでInstagramに作品をアップしているという事を知り見に行くと、印象がガラッと変わってしまった。

あんだけカッコ良ければ、作品もスマートでスタイリッシュな物であろうと思っていたのだが、そんな事はない。おそらくイメージしたものを自分に正直に描いたのだろう。胸のあたりがザワザワするような危うさを感じる作品達だった。

■岡田健史 公式Instagram　https://www.instagram.com/kenshi_okada_official/?hl=ja

彼の事をもっと知りたくて、Youtubeで検索してみたところ、ちょっと前にアップされたABEMAの密着ドキュメントがヒットした。分かりやすく言えば、彼は「黙っていればイケメン」という「残念男子」と言ったら良いだろうか。見た目とは裏腹に気取った感じが無く、純粋な少年の様なキラキラした表情で会話をする姿が、なんだろう・・・どこかホッとしたというか、中身も二枚目じゃなくて良かったという安心感と言うか（笑）。

彼は高校球児だったそうなのだが、3年生で引退した後、演劇部にスカウトされたらしい。多くの高校生、しかもイケメンであれば、「やだよ、恥ずかしい、演劇なんて」ってなるであろう所、彼は、軽い気持ちで入部してしまう。そして全国大会出場。お芝居ってカッコつけてたら出来ないと思うんですよね。

「学生時代はモテた？」の質問に「モテましたよ」とはっきり答え、そして「卒業式では、制服のボタン全部無くなりました」とモテエピソードを披露。しかし、喋った時に醸し出す「非二枚目」っぷりのせいで、全く嫌みに聞こえない。お芝居に対する真摯な姿勢も、見方によっては不器用な感じにも見え、親近感の様な感情を抱いてしまう。その一方で「いつかこの人、一人でどこか遠い所に行ってしまうのでは・・・」という危うさを、やはり感じてしまった。

今までは、ただイケメンだからと気になっていた青年を、いつの間にか俳優として推したくなる、そんな気持ちにさせる人でした。

■Youtube　ABEMA【アベマ】公式　【岡田健史編 フル】「今のところ僕、逃げた事ないです」人気若手俳優が初めて見せる素顔とは？意外な趣味から学生時代の”甘い秘話”まで│『MILLENNIAL / ミレニアル』アベマで配信中　https://www.youtube.com/watch?v=UjnGiMlrbc8