見出し画像

本年度もホワイト企業認定「ゴールド」を取得しました!~次世代に残していきたい企業としてのコインチェックの姿~

こんにちは!コインチェック株式会社社長室ウェルビーイングGの奥野
(https://note.com/miyama_okuno)です。コインチェックでは、2021年から、一般財団法人日本次世代企業普及機構(通称:ホワイト財団)様による、ホワイト企業認定にチャレンジしてきました。コインチェックでは、2021年にシルバーを取得後、2022年にゴールドに昇格、そして2023年もゴールドを取得できました!

コインチェックのホワイト企業アワード受賞実績とホワイト企業認定

1.ホワイト企業認定とは

<ホワイト財団とは>(引用)
一般財団法人日本次世代企業普及機構(通称:ホワイト財団)は、“次世代に残すべき素晴らしい企業”を発見し、ホワイト企業認定によって取り組みを評価・表彰する組織です。
人々がそれぞれの個性と特徴を活かしながら。溌剌と創造的に働く。そのような企業であふれ、明日が楽しみに思える社会の実現を目指します。

財団の考えるホワイト企業とは
ランク一覧

ホワイト企業認定は、次の7つの指標により審査されます。


7つの指標


2.コインチェックが評価された点

上記の7つの指標は、労働法遵守については違反がないことが前提で、その他の6指標については、20点満点で採点されます。

今回、高い評価を得たのは、「人材育成/働きがい」「ワーク・ライフバランス」「ダイバーシティ・インクルージョン」「リスクマネジメント」でした。労働法についてはもちろん遵守しています。「ワーク・ライフバランス」「ダイバーシティ・インクルージョン」については、昨年よりもスコアがアップしました!今回の結果にもつながる、コインチェックでの直近の施策についてお伝えします。

3.「人材育成/働きがい」への取り組み

コインチェックでは、様々な形で、メンバーの成長、育成を支えています。

・スキルの要件の明確化
コインチェックでは等級定義を定めていますが、全社統一ではなく、それぞれの部室が、部室のミッションに沿った、等級ごとに求められる行動を文章化しています。
また、各役職についても、マインドセットを明確にし、新しく役職に任命されるメンバーについては、事前に人事部から、どういうチームづくりをしていきたいか、課題に感じていることはあるかなどをヒアリングし、任命が適切なものであるかをお互いに確認しています。

・研修の充実
コインチェックでは、現在はほぼすべての研修を内製化しています。人材開発グループが中心となり実施するテキストコミュニケーション研修、グループリーダー対象の1on1研修、エンジニアが中心となり実施する技術定例会、我々ウェルビーインググループが実施するDEI研修などが行われています。

・キャリアのサポート体制
コインチェックでは、新入社員には、所属以外の部室長が一名、メンターとしてつくメンター制度が導入されています。3ヶ月間、定期的な1on1などを通し、立ち上がりに向けたアドバイスを受けることができる他、他部署との関係を築くきっかけにもなっています。
また、エンジニア組織においては、留学制度を導入しています。現在のポジションとは違う新たなスキルや経験を得ることはもちろん、社内でも専門性が高い部署に留学することで、社内人材の育成にも繋がります。

【エンジニア転向 ✕ 社内留学】コインチェックでのキャリア形成について、社内でステップアップを経験した2人にインタビュー!
https://note.coincheck.com/n/n9de8167bc629

・自己啓発のサポート
コインチェックでは、「ポジティブラーニング制度(通称:ポジラー制度)」という自己啓発補助制度を導入しています。業務に関連することであれば、書籍購入や勉強会参加、オンライン学習などに対し、1ヶ月5,000円まで会社が補助をしています。部室によっては、読んだ書籍の内容の発表会を自主的に実施するなど、ナレッジ共有の機会にも繋がっています。

・エンゲージメントの定点観測
毎年2回、エンゲージメントスコアを測定しています。過去には、かなり落ち込んだこともあるスコアですが、2020年から大きく伸び、最新のサーベイでは、上司への信頼感や部内コミュニケーション、部室間コミュニケーションの部分で非常によいスコアがでており、コインチェックにおける心理的安全性が高く維持されている証でもあると思います。

各部所で異なる問題点に対してアプローチを行い、少しずつ数値が改善されていきました

4.「ワーク・ライフバランス」への取り組み

入社したメンバーから、「働きやすい!」という声をもらうことが多いのですが、自律自走できるカルチャーを反映させた柔軟な働き方を取り入れています。

・コアタイムは3時間
コインチェックでは、フレックスタイム制度を導入していますが、コアタイムは12時~15時の3時間となっています。また、業務中の中抜けも可能です。業務の間に通院をする、子育てをしているメンバーも多いので、お迎えや食事やお風呂のお世話をしてから業務に戻る、など、ライフスタイルに合った働き方を実現することができます。

・リモートと出社のハイブリッド型勤務
コロナ禍以降の働き方として、現在はリモート勤務と出社を選択できる「えらべルール」という制度があります。グループ単位で、出社タイミングや比率を決め、担当役員に承認を得て運用しています。こちらもかなり柔軟に利用できるようになっており、午前はリモート、午後は出社といった働き方も可能です。

・時間外労働に対する意識
コインチェックでは、1週間ごとに勤務時間の実績から、月末の時間外労働の予測時間を計算し、45時間を超過しそうなメンバーに対しては、部室長へ業務量や業務時間を調整するようにアラートを出しています。実はこれはメンバーが3,40名だった頃から継続して行っている運用で、単に時間外労働が多いことだけではなく、仕事の分配であったり、進め方であったり、業務に関する様々な課題認識にアプローチできる利点があります。

・オープンオフィスの実施
コインチェックでは、毎週、多くの部室、グループが、誰でも参加できるZoomでのオープンオフィスを実施しています。アジェンダは特に設けず、雑談ベースで、気軽に他部署のメンバーとコミュニケーションを取ることができます。

Slackのチャンネルに毎日投稿があります

・育児休業取得率の高さ
コインチェックでは女性育休取得率、復職率100%、男性育休取得率も55%と高い比率になっています。男性育児休職取得率はあがっても、取得日数が短いという社会課題に対し、コインチェックの男性社員は一年間の休業を取ること多くありますです。その背景には、タスク管理ツールを利用した業務の可視化、リモートワークスペースを活用したマニュアルや手順書のテキスト化などにより、休業で業務を離れてしまっても、戻ってきた際のオンボーディングがスムーズな体制づくりを行っているからです。

5.「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(以下、DEI)」への取り組み

コインチェックでは、2021年からDEIの課題への取り組みを本格的に始めました。人材の多様性、価値観の多様性を組織が受け入れることで、生産性の高い組織づくりを目指しました。

2022年12月01日 コインチェック、ウェルビーイング経営の実践およびDEI推進を目指し、ウェルビーイング室を新設 https://corporate.coincheck.com/press/Q0_2J9PB

・専門部署の設置とポリシーの発表
現在、社内のDEI推進は、私達社長室ウェルビーインググループがその役割を担っています。昨年12月には、会社として、「DEIポリシー」を策定し、HP上にも掲載しています。DEIについては、親会社であるマネックスグループが経営戦略の一つと捉え、4月には国内全グループ会社を対象とした研修も実施されました。

・DEIについての社内研修の実施
ウェルビーインググループが主体となり、全社会議の場で、アンコンシャスバイアス、LGBT&Qの研修を行いました。3月には、女性社員を対象に、コインチェックにおける女性活躍についてのワークショップを実施。また、DEI理解度テストを行い、社内の認知度についての観測も行っています。社内には、ポスター掲示なども行い、日頃からメンバーへの意識付けができるようにしています。

社内デザイナーに作成を依頼し、社内のドアなどに掲示しました

・様々なバックグラウンドを持つ人材の活躍
2021年に、定年年齢を60歳から65歳に引き上げ、その後も条件により70歳までの雇用を可能にしました。コインチェックは平均年齢は34歳ですが、専門スキルを要する業務もあり、「職人技」を身に着けたシニア社員も活躍しています。また、法定雇用率を超える障がいを持ったメンバーが、通常のメンバーと同様に多様な部署で業務を行っています。

6.「リスクマネジメント」への取り組み

お客様の大切な資産をお預かりしている当社では、情報セキュリティに対して高い意識で取り組みを行っています。また、メンバーが安全に働けるよう、安全衛生管理にも力を入れています。

・適切な情報管理
コインチェックでは、情報セキュリティに関して、モニタリングや社内ルールの全従業員への周知・徹底を行い、社外の専門家の知見も取り入れながら、様々なリスクから情報資産を守っています。各部署で保有する情報資産は種類がリスト化され、定期的な棚卸しを行い管理されています。

・安全衛生への取り組み
コインチェックでは、毎年衛生計画を策定し、全従業員に周知しています。また、入社時のオリエンテーションでは、安全衛生における当社のミッションについて伝えています。

・火災訓練の実施
多くの企業が、入居しているビル管理会社の火災訓練に参加することが多いと思いますが、コインチェックでは、独自にも火災訓練を実施しました。シナリオを一から作成し、担当者を任命、当日は実際にslackでの報告作業も取り入れながら階段での避難、怪我をした人の救助などを行いました。実施後は、スムーズに行えなかった点、報告方法が混乱してしまった点などを振り返りました。

7.ホワイト企業認定ゴールド取得までの道のり

初めてチャレンジした2021年にはシルバーであった認定が、ゴールドに昇格しているということは、確実にコインチェックにおいて、様々な組織強化へ繋がる施策が形となり、実践できている証だととらえています。

特に、当時はなかなか手をつけられていなかったDEIへの取り組みが進んだことは、生産性を高めるだけでなく、心理的安全性も担保できる組織への成長を示しています。ただし、コインチェックは、認定のために施策や社内体制を整備しているわけではありません。

「次世代に残していきたい」会社であるためには、我々のビジネスモデルも永続的である必要があります。従業員の健康と幸福感の向上、労働環境の改善、社会的責任の果たし方、適切なコンプライアンスの遵守やリスク回避が、企業の長期的な成長と安定性につながります。持続可能な経営を追求する企業にとって重要な一歩が、ホワイト企業認定とも言えます。わたしたちコインチェックは、今後も守りと攻めのバランスをうまく取りながら自社課題を明確化し、よりよいサービスの提供の提供につとめてまいります。

<担当>
コインチェック株式会社
社長室ウェルビーインググループ:奥野
well-being@coincheck.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?