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Regional Scrum Gathering Tokyo 2024 に参加しました

こんにちはこんばんは。スクラムマスターの いのもえ です。
1/10 - 12 で開催していた Regional Scrum Gathering Tokyo 2024 というイベントにオンラインで参加しました。


内容ざっくりまとめ

スクラムに関心のある多様なバックグラウンドを持つ人達が一同に介するイベントです。今回はオンライン参加だったので把握しきれてませんが、発表以外にもプロによる写真撮影のブースやコーチズクリニック(経験豊富なアジャイルコーチに相談できるブース)などもあったようです。
名前に冠している "Gathering" を重視しており、単に発表を聞くカンファレンスというよりも集まった人たちの間で発生するコミュニケーションを重視しているように感じました。discord でも「ギャザる」というオリジナル動詞が飛び交ってました。

可能な限り発表を聞きましたが、いずれも刺激的でわくわくしました!
発表資料をまとめてくださっているブログがありましたので、よろしければ参照ください(有志によるもので、少しずつ増えていくのだと思います)。

また、個人的にはスライドを見るよりも録画を見ていただくほうが良いと強く思っています。後日 youtube にて公開されるらしいので、待てる方は動画の方がおすすめです!

印象に残ったこと

"スクラム" をどう実践するか?みんな苦労しながら乗り越えている

今回聴講した発表では「スクラムやアジャイルの思想を死守しながら、それをどのように表現したか」というところが共通していたように感じました。
スクラムはかなりルールが薄いフレームワークで、ルールよりも思想や考え方が最重要であると捉えています。これはチームにやりやすいように変更できる一方で、ともすれば悪影響のある方向に変更してしまうリスクを孕んでいると考えています(※失敗したと思えば戻せばいいんですが)。
私はこの「思想を守りながら表現する」のがパズルやアートのようで楽しいポイントだと感じているので、色々な表現が見られてかなり充実感を得ました!

スクラムマスターの在り方が模索されている

現在所属している企業では、スクラムマスターの「評価」「育成」といった領域は未開拓な部分が多いと感じています。現状社内にはスクラムマスターは私ひとりきりで、今後増えた際には自分がロールモデルとなる部分が大きいと感じています。一方でそのあたりの知見については全く得られていない状況でした。

今回聴講した発表の中にはそういった内容を扱うものもありました。また、発表になくとも相談の場になり得るイベントなのだと知ることができたのはかなり大きかったと感じています。意外と LeSS を実践してる方も多かったです。

ちなみにこちらの発表です↓

「オンラインでもギャザる」を模索している

本編は 1/10 からの 3 日間ですが、実は 1/9 に Day0 と称して親睦会のようなものが開催されていました。
こちらにも参加してみたのですが、結果としてオンラインでの参加にしたことを本編が始まる前から後悔したほど良かったです。
うまく表現できないのですが、「オフラインでの発表をオンラインで聞く」のではなくて、「discord = "オンライン会場"」となるように色々工夫されているのだなと感じました。
discord 上の実況が活発なのはもちろんですが、発表の QA まとめが discord 上に流れたり、発表者のアイスブレイク的な質問の回答を discord 上でするなど、交わる部分が思ったよりも多かったです。「これがオンライン流 "ギャザる" ?!」と思ってました。

オフラインで参加したかったなあという後悔はありますが、オンラインとオフラインを交わらせる工夫が思ったよりも多くて非常に良いコミュニティなのだと肌で感じられました。運営などに全く関わっていませんが、なんだか嬉しく感じました。

総じて大変楽しく、わくわくした時間を過ごせてよかったです。来年は勇気を出してオフライン参加してみたい!
去年からスクラム関連のイベントにいくつか参加してみていますが、今回のような対話が重視されるイベントは自分の肌にもあっているようです。楽しい。


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