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行動で伝えることば

こんにちはこんばんは。スクラムマスターの いのもえ です。

今日は自分がスクラムマスターを実践する中で気をつけている「自分が発するメッセージ」と、「コーチングアジャイルチームス」を読んで得た気付きについて紹介してみます。


自分が発するメッセージへの気付き

スクラムマスターを実践する中で、改善のための打ち手を実行することがあります。アジャイルコーチと話す中で、その打ち手一つ一つがメッセージになりうることに気が付きました。

ちょっと抽象的な話なので、以下に例を示してみます。

スクラムガイドではチームが自己管理型になることを求めています。これに則ると、チームの管理できる領域を増やしていく方針の打ち手を選ぶのが自然です。
スクラムマスターはスクラムガイドを軸に、これまでチームの整備を進めてきました。

あるスプリントで PBI がやりかけで残ってしまったとします。
そのスプリントのレトロスペクティブで「マネージャーが進捗を把握していなかったのは課題ではないか?」とスクラムマスターが問いかけました。
チームはスクラムマスターの問いかけをきっかけにマネージャーに細かく進捗を把握してもらえる仕組みについて議論を始めました。
結果としてチームは、マネージャーに自分たちの進捗を管理してもらえるように相談することにしたようです…。

このスクラムマスターの振る舞いについて、矛盾を感じませんか?
これはちょっと極端な例ではありますが、振る舞いによってもメッセージが発されているという気付きから、自分の行動が発するメッセージを意識するようになったのです。

一方で、自分が行動する都度「メッセージが矛盾していないか確認し、矛盾していれば行動をやめる」ということをやっていたせいで自分が消極的になっているようにも感じていました。

コーチングアジャイルチームスとの出会い

消極的すぎるような、それでいいような…とモヤモヤしている中で、コーチングアジャイルチームスという本に出会いました。
この本の 11 章「アジャイルコーチの失敗モード、回復モード、成功モード」がこのモヤモヤを晴らしてくれました。

この章では失敗モードの状態、成功モードの状態がそれぞれペルソナで表現・説明されています。
これらの避けるべき・目指したい状態が、避けるべきメッセージや積極的に発するメッセージを見つけるヒントになると感じたのです。

私はファシリテーションを褒めていただくことが多いのですが、ペルソナとして紹介されると「確かにファシリテーションしてるときは "マジシャン" や "イヤー" のペルソナが宿ってるかも」と客観視できるので不思議です。
ファシリテーションは会議中の限られた時間のことですが、それを会議以外の時間でも表現するにはどうするのが良いか?と考えれば、より積極的に色々行動できる気がします!

この「振る舞いによってメッセージが発信される」ということに気づいてからコーチングアジャイルチームスに出会うまで数ヶ月の間があります。
ずっとうっすら悩んでいたので、言語化されてかなりすっきりしました!

あなたの行動が発するメッセージについて、どのように感じますか?

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