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「LeSS morning #2〜Bas Vodde氏来日記念イベント〜」に参加しました。

こんにちはこんばんは。スクラムマスターの いのもえ です。
2/2 に「LeSS morning #2〜Bas Vodde氏来日記念イベント〜」というイベントに参加しました。


内容ざっくりまとめ

前半は OST 、後半は Bas さんによる講演でした。
今回はオンラインとオフライン両方で参加が可能で、私はオンラインで参加しました。

講演の内容は LeSS Conference Berlin で発表されていたものと殆ど同じでした。
講演内容は英語で動画も視聴可能ですが、日本語でまとめてくださっている方がいらっしゃいますので気になる方は是非!

特に印象に残ったこと

ヘルスメトリクスの解像度が上がった

ちょうど今いるチームでも「メトリクスをとろうか」という話が出ていまして、先程紹介した medium の記事も参照していたのですが、いくつか新発見に感じる要素がありました。以下に列挙してみます。

  • ちょうど1スプリントよりも長く存在するバックログの量

    • 改善のためのバックログを作らない。改善タスクも PBL に統合して、チームのタスクは全て PBL からとってくる状況をつくり、集中と選択をできるようにする

  • 開発者1人あたりの1日のコミット数

    • 継続的インテグレーションのための仕組みが導入されているか? = 小さなステップで働けているか?を示す値

    • 良いのは 10 以上。多くの場合 0.5 ほど。まとまって commit するくせがついているとこう(0.5 ほどに)なる

  • トランクへ直接コミットする割合

    • 100% になることはない。よく知らないコンポーネントの変更を、「まず誰かに見てほしいな」と思ったときに選択肢としてあるのは良い。プルリクエストが必須になるのは避けたほうが良い。(70% くらいが理想)

  • スプリント終了時の着手済みの未完了アイテム

    • (チームが必要だと思う値を選ぶのが前提だが、悩むであれば)初めにとるのはこれがおすすめ

  • スプリントごとに進行中の祖先

    • スプリントで関連しあうアイテムを進行できているか?という指標

    • 1 に近ければ、複数のチームで同じような内容を進められているということになる = チーム横断で協働できている。数字が大きい場合、チーム間の協働が少ないということ。

    • この数値が小さいとこのチームの PO は仕事ができていないということ。大きい単位でしか優先順位付けできない PO ということ。ミックスできるのであれば、 PO は細かい単位で優先順位付けができている。

    • チーム数 > 1 になるのが健全

多チームを見ているスクラムマスターの実体験

OST では複数チームを観察しているスクラムマスターの話題に参加しました。
LeSS ではスクラムマスターは 1 - 3 チームに一人と定義されていますが、それよりもかなり多くのチームを観察した実体験を聞くことができました。
私はいま 3 チームを観察しており、悩むことの主体はチーム個別ではなく組織全体の内容だと感じています。そして、これは「複数チームを観察してるからだ」と思っていたのですが、他の方の実体験を聞いてみて「組織のうち大部分の人が LeSS に取り組んでいる状況だからだ」と理解し直すことができました。

今回は終了時間も遅いのでオンライン参加にしましたが、是非オフラインでも参加してみたいと思いました!

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