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【本紹介#147】数字で知る

政治の話はなんだか小難しく感じてしまい、どうしてもメディアの言うままに受け取りがちです。
さらに日本では政治の話はあまり表でしない方がいいという暗黙の文化もあるため、より受け身になりがちなのかもしれません。
各種メディアは視聴率に左右されてしまうのと、本質をつかんでいる人がいったい何人いるのかという疑問もあり、こんな書籍を手に取ってみました(電子書籍だけど)

タイトルや表紙から、きっと数字だらけの説明で、面白みは少ないんだろうなあと思っていましたが、いい意味で予想を裏切られました。
たぶんこの本は、理系の人よりも文系の人の方が面白く読めるんじゃないかと思います。
理屈っぽくて、毒舌な文体が面白いです。
メディア・財務省への批判が特に多いなと感じました。。
この本でも、税金は悪だという見解だったのですが、黒幕は財務省だと。
以前財務省の歴史を読んだときには、財務省は増税反対だったということが書かれていたんですが…真実はいかに。

あとは安部首相は外交上手だったという認識はあったのですが、その詳細が書かれていました。
予想以上の手腕で…正直、辞めてしまったことが惜しくてたまらないと感じます。

他にも、人口減が悪といわれているのはなぜかという話が興味深く
基本的に、そのことを広めることで誰が得をするのか?という観点で語られているため、自然と深く考えることになります。

なるほどニュースってこういう視点で見ればいいのかと教えてもらえた良書でした。

政治の裏が知りたいという方にはぜひおススメしたい一冊です。

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