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【本紹介#148】夢の対決

実は少し前まで、ジョブズとビルゲイツがどっちがどっちだったかあやふやでした。
二人とも若くしてカリスマで億万長者で、IT系の凄い人というイメージしかなかったという圧倒的知識不足な状態から
ジョブズのプレゼンに惚れ込み、ジョブズかっこいい…という気持ちが芽生え、今ではすっかりジョブズファンの私ですが、
ビルゲイツについては、マイクロソフトの人だよねくらいの認識しかいまだになかったので、この本をきっかけに知識をつけようと思いました。

色んな視点から、どちらが勝者か評価しようという内容です。
経営力・人間力・マーケティング力・コミュニケーション力…とみていくのですが、二人ともひどい。。
ぜったいこんな人の下で働きたくない…と思わせてくれます…笑
バランスのいい素晴らしい人格者よりも、とがった社会不適合者(?)の方が、イノベーションを起こせるのかもしれないなあと思うばかりです(褒めてます)
人の気持ちが分からないのに、消費者の気持ちをつかむところが不思議ですよね。
消費者の顕在ニーズでなく、潜在ニーズに働きかけるところがいいのでしょうか…?

あまりない視点での描かれ方だったので、興味深く最後まで読めました。

面白いなと思ったのは、やはりジョブズのプレゼンですかね。
落語モードと書かれていました。
一人二役で進行していくのだとか。
一方的に話すのではなく、疑問を投げかけたり自分で言ったことを否定したりするプレゼンってなかなか珍しく、自分の感情を乗せながら聴けるので
飽きずに最後まで集中してもらえるだろうなと感じました。

ジョブズのプレゼンの本をまた読んでみたいなあ。

ちなみに本の内容としては、ビルゲイツの方が優秀に描かれていました。
人としてというより、起業家として・経営者としての評価であるならば、当然かなと思います。

ふたりを比べてみるという視点はなかなか面白かったので、気になる方はぜひ。

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