本当に必要なことは目に映らない。

こんにちは。一週間ぶりの更新になります、時人です。

noteを描き始めて早くも二ヶ月。後半はペースを落としつつも、飽き性な自分にとっては一つの峠を超えて習慣が根付いた感があります。
久々に振り返ってみると、自分が書いている内容は大きく三つの時期に分かれると思いました。

はじめは、現状への焦り。今まで目を背けてきた現実と向き合い、「どうしてこうなってしまったか」など過去への分析を必死にすることで、理想との差を受け入れようとしていました。

続いて、内省ばかりでは未来は変えられないと、意識が「行動」にシフトし始めます。一通り過去を見つめて納得できたことで、目の前の未来を変えていく土台が出来たのだと思います。
この時期の私の記事は、自らに行動を促すものが多いです。過度の内省を抑えるような言葉も目立ちます。noteのペースを落とし始めたのもこの頃です。

そして三つ目が、行動を始めたあとの所感です。特に、日々の仕事に向き合う中で、自分が壁にぶつかったエピソードの話が目立ちます。
この頃の自分の課題は、最初の内省と比べるとかなり具体的です。例えば、業務への向き合い方や、優先順位、時間の使い方、ファイル管理の話も出てきます。

自己内省が一旦落ち着き、具体的な行動にフォーカスしたことで、実務での自分のパフォーマンスがはっきり見えた状態だと思います。
想像以上に出来なくて凹むことが多いですが、一つ一つが具体的なため、対策も立てやすいです。

できない現状→自己否定ではなく、行動の改善さえすれば良いという、トライ&エラーの考え方を覚えつつあると感じます。

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こうして自分の変化の経緯をたどってみると、noteを書き始めた当初の予想とはだいぶ違うことに気づきました。

当初の私は、今抱えている悩みが解決したら、目の前が一気に開けて光が刺すような、華々しい変化があると思っていました。
しかし、実際にはその逆で、目の前にはひたすら泥臭い「具体的な課題」がゴロゴロと無数に転がっていることに気付いただけでした。

悩んでいる頃の自分にも、同じように転がっている課題は目に入っていたのですが、当時はそれらを解決することに重要性を見出していませんでした。
抱えている悩みと比べて、それらは小さく、つまらなく、とるに足らないものに思えたのです。

それよりも、大きくて抽象的な自分という存在について悩む方が大事なことだと思っていました。

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多分ですが、「その当人にとって一番必要なことは、本人の目には映りません」。

というか、目に止まらないからこそ、気づかずに時間が経って手遅れになってしまうため「最も重要な課題になる」のだと思います。

自己内省の記事ではよく大学時代を振り返りましたが、当時の私は、今の私からみて最も必要だと思うことに在学中は気づけませんでした。

きっと、そういうものなのだと思います。

だからこそ、「今の自分では気づけていないことが目の前にあるのかもしれない」と思いながら生活することが大事なのでしょう。

自分を把握したつもりにならず、自分の今後のスケジュールをガチガチに決めず、ある時はっと気づいて優先順位が全てひっくり返る可能性を加味するのです。

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最近の私は、資格の勉強をしたいと思いはじめています。
それも、それ一つで仕事ができるような華々しいものではなく、小さい上に単体での効果は薄いものの、今携わっている業務に関係する資格です。

昔の自分なら、ネットで調べた評判だけをもとにして「食いっぱぐれない資格を取らないと意味がない」「今の仕事に関連する資格は弱いので、とっても役に立たない」と思い込み、王道の「税理士」や百歩譲ってプログラミング関連の資格を取ろうと躍起になっていたと思います。

私の長年のよくない癖ですが、自分の経験や適正、やりたいことを無視してこういう「一般的な解答」に飛び付きがちなところがあります。
そんな風に努力しても、いつまでも地に足のついた充足感は得られないし、頑張っているはずなのにずっと生きづらく感じてしまうのですが、それに気づくまで、ずいぶんと長い時間がかかりました。

今は、資格に頼ろうというよりは、今の仕事の理解を深めるため、その指標の一つとして資格を取ろう、と思っています。

自信がなくて何かにしがみつきたくてたまらない、という過去のスタンスから少しずつ抜け出せているように感じています。

こういう風に精神的に成長していくことは、暗中模索していた頃の自分には想像もつかなかったことです。
ちょっと自分を褒めてやりたい気分になっています。

それでは、今日はこの辺りで。

時人

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