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西の魔女が死んだ

わたしが本を読むときは
気持ち的に落ち込んだときが多いのだけれど

夏休み少しでも時間を見つけて
読書をしようと思い
再読、積ん読状態の本なども含め
できるだけ読むことを小さな目標にしました。

「西の魔女が死んだ」

この本は以前noteに書いた
スーツケース・ジャーニーに度々登場し
気になったので読んでみることにしました。

主人公は中学1年生の女の子。

不登校になってしまい
田舎の祖母の家でしばらく過ごすことに。

自然の中で伸び伸びと過ごし
心を解放させながら

魔女の血が混ざっているという祖母から
魔女の手ほどきも受ける。

最初わたしは魔女なんてリアルではないな…

と思ってしまったのだけど
その内容は1人の人間
女性としてとても大事なものでした。

わたしも魔女になりたい!と思ったほど。

早寝早起きや食事や運動など
規則正しい生活の大切さ。

悪魔(世の中のしんどいこと)を防ぐには
意志の力が大切。
自分で決め
決めたことをやり遂げる。

直感は大事だけど
それに取り憑かれてはいけない。
それは激しい思い込みや妄想となって
その人自身を支配してしまう。

恨みや憎しみのエネルギーは
ひどく人を疲れさせる。

当たり前のことだけれど

情報だらけで
すぐに誰かと繋がることのできる
今のような世の中では

繰り返し訓練しないと
難しいのかもしれないと思いました。


あとはすごく自然の描写が素敵でした。
目の前にその景色や空気感
匂いまでが広がっているように感じて。

幼い頃
田舎の祖父母の家に遊びに行ったときの
自然の感触に
わたしも再び触れたような。

そんな気持ちになりました。

まだ娘には難しいけれど
ぜひいつか読んでほしいと思う1冊に
出会えました。




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