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センス・オブ・ワンダー

夏に読んだ本の読書記録です。

「センス・オブ・ワンダー」

この本は夏の旅行中、ホテルの近くの書店で購入しました。
タイトルは聞いたことあったものの、読んだことはなくて、何となく目についたので選びました。

まさに旅の最中に自然を五感で感じているところだったので、書いてあることがすっと体に入ってきたというか。
まさに自分が今実感していることが書かれてありました。

センス・オブ・ワンダーとは
『神秘さや不思議さに目をみはる感性』と訳されています。

作者のレイチェル・カールソンはもしも願いが叶うなら、この感性をすべての子どもに生涯消えることなく授けたいと願っています。

我が家の息子は虫や枝や石が好きなこともあり、よく散歩中にも何かを発見し座り込みます。

大人は前だけ向き、ただ目的のために歩いていますが、子どもはその低い視界で興味のあるものや不思議なものを発見するアンテナを張って歩いているのです。
それは子育てをしていてすごく実感しました。

その時に虫や植物の名前を知らなくても、一緒に驚いたり不思議やなーと共感してあげることが大切だそう。

そして、この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。

と書かれてあり、なるほどな…と思いました。

大人になるとスマホやパソコン、田舎に住んでいても忙しかったり疲れていると自然に対してじっくり目を向けることは少なくなります。

けれど、わたしもふとしたときに思い出すのは祖父の家でした焚き火の匂いや、朝の露が落ちたような湿った空気や独特の匂い。
青春時代に友達と見た満点の星空、そのとき寝転がっていた砂の感触など。

自然は勝手に体に染みついていて、優しいパワーをくれる気がしています。
子育てを通して、また自然に触れ合えるというのは嬉しいことです。

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