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『グレイトギフト』の反町隆史さんの目つきに唸る&今後のドラマに期待すること

うっかりしていると時間だけが過ぎていき、日々流れるニュースの変化と周りの景色によって、もう冬が終わるんだ、もう3月も半ば近いのだと実感します。
自分の中ではたいして変わってもいないのに。

そんなこんなで冬ドラマも終盤ですね。
いくつか感想を書いておこうかなと思って書いている次第です。

『グレイトギフト』
うだつの上がらない病理医・藤巻達臣を演じている反町隆史さん、そのキャラクターの性質からなのか、中盤まで表情が虚ろで、目もしっかりと開いておらず(終始細目か薄目)、視線が分かりにくいほど陰気なオーラを放っていてその無表情ぶりに「もしかして演技力が落ちたのか?」と疑いかけていました。

しかし、妻の麻帆(明日海りおさん)が新理事長の白鳥(佐々木蔵之介さん)によって命の危険にさらされたとき、妻を守ろうと必死に白鳥に詰め寄る藤巻の顔つきがガラリと変わり、それまで薄目だった目がカッと開いた際に、それまでの無表情さはここで生きてくるんだ、と別の感動すら覚えたのでした。
魂の抜けている目と、魂の入った目と、目の演技でしっかり演じ分けているあたりがすごい。

普段は覇気のない藤巻が、ここぞというときには本気になるんだぞという対比の効果を狙っていたのですね。きっと。疑ってごめんなさい。

それにしてもストーリーは二転三転しながらいよいよ次回は最終回。真犯人がとうとうわかるんですね。こういうサスペンスものは真犯人が意外な人物ほど面白さは増すことも多いですが、意外性が過ぎると(ストーリーにほとんど絡んでいない第三者とか)かえって白けてしまうので人物設定とヒントの出し方の加減が難しいのかなと。

   ◇       ◇

4月からの新ドラマも続々情報が出ていますね。
ストーリーはもちろん、脚本や演出、キャストなどで見応えがかなり変わってくると思うのでほんと、制作するのは大変だろうな。

1視聴者として思うのは、「この場面で視聴者を泣かせたい」「ここでキュンキュンさせたい」「このシーンは笑わせたい」とか、視聴者の感情を変にコントロールしようとするようなあざとさが見え隠れするとダメなような気がします(シラケる)。

それよりも、「このドラマでこれを伝えたい」「物語のここを描きたい」という、テーマやメッセージ性を重要視しているなと伝わってくる作品の方が分かりやすいし、視聴者もしっかり物語に入っていけるのではないかと。

要は視聴者の「ウケを狙うのが目的」になってしまうから、話や設定に矛盾が出たりキャラがブレブレになってしまって、見るポイントもよくわからんという結果に陥るのかなと思うのです。
何においても「目的」によって考え方も取り組み方も変わるのでしっかり意識したいところですね。

なんだか偉そうなこと言うようだけど、視聴者を甘くみたらいけないぞ!ということですかね。

新ドラマも楽しみにしてます♪

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