見出し画像

「取材型インターンシップin岩手県宮古市」第3期生成果報告会レポート

こんにちは!みやっこベースインターン生の中村です。 8月27日(火)、地域の企業の魅力を発信する取材型インターンの2024年度第1期生が活動報告会を行いました!

取材型インターンシップについて

取材型インターンシップは、みやっこベースと宮古市産業支援センターの共催という形で開催をしています。インターン生は企業への取材を行う広報役となります。インターン生が2~3日間地域の企業に入り込み、業務の見学や体験、経営者や従業員へのインタビューを通して魅力を調査。感じた魅力についてインターン生の視点で言語化し、その企業の広報記事を書き上げます。インターン生が書いた記事により、宮古の企業の魅力を発信します。

今年度は以下の2期にて、取材型インターンシップを行います。

・8月20日~8月27日 
・9月3日~9月10日 

プロジェクト紹介ページはこちら

インターン生の紹介

8月20日から8月27日までの7日間、取材型インターンシップを行ってくれたのはこちらの4名です。

左から、白百合女子大学人間総合学部2年 出口碧唯さん、
東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科4年 板垣美里さん、
駿河台大学メディア情報学部2年 五十嵐拓翔さん、
岩手県立大学総合政策学部2年 鈴木侑照さん


出口さんは社会福祉法人恵心会、板垣さんは有限会社クラスター、五十嵐さんは陸中建設株式会社、鈴木さんは株式会社宮古マランツを取材。
報告会では、取材型インターンシップに参加した理由や取材先の魅力などを発表しました。

取材を終えて――

インターン生4人から、取材型インターンシップを終えた学びや感想についてコメントをもらいました。また、今回インターン生を受け入れてくださった企業のみなさまからも、インターン生を受け入れたきっかけや成果など、コメントいただきました。

五十嵐 拓翔さん(取材先:陸中建設株式会社)の発表より

大学のプログラムの一環でインターンに参加しました。福島県出身で、自らも被災を経験したが、三陸の津波や復興について知りたくて宮古を選びました。震災遺構を見学できたり、宮古をよくしたいという動きを感じられた1週間で宮古のことを好きになりました。

取材期間(3日間)は、宮古各地の現場に出向き9人の社員へのインタビューを行いました。インタビューからは、伊藤社長がこれまで改善してきた福利厚生などの面で社員が成果を感じていることが明らかになり、働きやすく充実した暮らしが送れる環境が一番の魅力だと感じました。また、地域の特色を生かした活動を行えることはローカルな企業の強みであることもわかりました。利益を上げて宮古に還元していく、という地域想いの経営方針が印象的でした。

陸中建設株式会社様より

インタビューで社員の本音を得られて、改善したことが結果につながっていたことが分かり嬉しかったです。社員の考えを掘り下げてくれる鋭い質問のおかげで、インタビューされた方も内省やリフレクションの機会を得ることができました。

鈴木 侑照さん(取材先:株式会社宮古マランツ)の発表より

岩手県山田町出身で、将来は地元に戻ってきて働きたいと考えています。宮古の企業の魅力発信に興味があり参加しました。出身地も学年も違う他のインターン生やゲストハウスでの交流、インターン先での交流など、人と関わることが多い1週間を過ごし、仕事観の変化など、自分自身の成長を感じることができました。

電子機器(医療機器やジョイサウンドの機械など)を生産したり基盤加工を行っている株式会社マランツは、ISO認証をもっていて技術力がとても高く、教育制度が整っていました。高卒で入る新入社員への教育から、部長や課長に昇進するための研修などが手厚く印象的でした。さらに、新しく作られた工場は、危機管理や生産管理に高度なテクノロジーが使われていて成長に集中できる環境も魅力の1つと感じました。

株式会社マランツ様より

自社の認知度アップを目指して参加しました。山田出身のインターン生とは、宮古弁を使って楽しくやりとりすることができました。

出口 碧唯さん(取材先:社会福祉法人恵心会)の発表より

小説やエッセイを書くのが昔から好きで、「知らない土地の記事を書いてみたい!」と思い参加しました。取材期間は運営本部、看護部、生活相談部、給食部、事務部、介護部の各部署で2時間ずつインタビューを行いました。

利用者を思いやる精神が特徴的な特別養護老人ホーム『慈苑』は、風通しのいい環境と休暇の取りやすさが魅力です。また、100人近くいる従業員は10-60代までと年齢層が広く、明るく話しやすい方が多い印象を受けました。OJT研修が充実していたり、ユースエール認定(若者が働きやすい職場を示すもの)を受けています。

今回の取材型インターンを通して、担い手が少ないとされる介護業界のイメージを変える必要性を感じました。また、利用者も従業員も減っていくという地方ならではの課題も知ることができ視野が広がりました。宮古のことが好きになりました。

社会福祉法人恵心会様より

地域の企業の魅力を発信することで宮古のためになるという点に惹かれて参加しました。職員がインタビューを受けることでやりがいや自社の魅力に気づけたのでいい機会になりました。


板垣 美里さん(取材先:有限会社クラスター)の発表より

2021年にダウンジャケットの自社ブランド Hayachine Madeを立ち上げ、2022年にはグッドデザイン賞も受賞した有限会社クラスターで取材に挑戦。誰もが幸せの循環にいるHayachine Madeに惹かれ、その魅力を発信する記事を作成しました。

地域に密着した情報発信に興味があり参取材型のインターンに興味を持ちました。話の広げ方、どんな質問をしたらいいのかなどをテーマに取材に取り組みました。また、たくさんある『クラスター』の魅力の中から、どの部分を選んで書くのかを、吟味しました。来年からは新社会人として働くので、学んだことを活かして頑張りたいです。

有限会社クラスター様より

(インターン生へ)1つのことを言われたら2つ3つ先手を考えられる社会人になってほしいです。頑張ってください!


まとめ

8月27日(火)にイーストピアみやこで行われた、取材型インターンシップの成果報告会についてお伝えいたしました。市外・県外から訪れたインターン生だからこそ見えた魅力もたくさんあったようです。取材型インターン生が作成したnote記事は、後日公開される予定です。

詳しい情報は、取材型インターンシップのnoteからご覧いただけますので、フォロー&スキを宜しくお願いします!