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三宅島・御蔵島の歴史と文化

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京の都や江戸から遠く離れた三宅島と御蔵島の魅力ある歴史や文化を知ってもらいたい。
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#御蔵島

イベントが続々と開催されました!

みなさんこんにちは。 コロナウイルス感染症の影響等で、令和2年度以降、様々なイベント等が中止・延期となっていましたが、9月は感染症対策に注意しながらも様々なイベントが開催され、楽しい日々を送ることができました。 見どころが多く、ご紹介しきれない部分もありますが、今回の投稿で、島の魅力を少しでもお伝えできたらと思います。 1 東京愛らんどフェア2022秋9月9日(金曜日)、10日(土曜日)の2日間、有楽町駅前広場にて、「東京愛らんどフェア2022秋」が開催され、三宅島

別れのテープ

~~~この記事は、3月末に離任した職員によるものです。~~~ 今年もこの時期がやってきました。離任の船の中で書いていますが、別れは寂しいものですね。 1. 島のために 支庁の職員は、おおむね2〜3年しか島にいられません。だからこそ、島にいる間は島民のみなさんのために何ができるかを最優先に考え、島民に寄り添った仕事をするよう心がけています。 (職場の風景) 支庁の仕事は、島のためにという目的が明確で、その成果も目に見えて現れて実感できるものが多く、とてもやりがいのある

三宅支庁に至る行政の歴史~昭和37年三宅支庁管内産業経済概要から~

 三宅支庁の歴史、三宅島および御蔵島の行政管轄の変遷について、私は殆ど無知でしたが、昭和37年8月発行の「三宅支庁管内産業経済概要」(東京都三宅支庁産業課)にそのことが書き記されていました。三宅島の行政史について半世紀以上前に簡潔にまとめられた大変貴重で勉強になる文章でしたので、原文のままご紹介します。(一部注釈・画像を挿入) ~「三宅支庁管内産業経済概要」(東京都三宅支庁産業課、昭和37年8月)から引用~  伊豆七島中の三宅島及び御蔵島は東京都三宅支庁の所管区域となって