ビンゴ

会社のイベントなどでビンゴ大会があるとき、たくさんの人数がいるのにみんなでビンゴの数字が出るのを待っている時間が滑稽だ。
当然その間の会話も「ずっとリーチなのに最後が開かない」とかそんなんばかりになる。
それをもったいないと感じるようになったのは、私の名前が以前より社内的に広く通じるものになったと自覚しているからなのだろう。


前職は昔ながらのお酌の文化があり、会社の飲み会となると偉い人から順にお酌のための行列ができていた。
これはこれで滑稽だと思うが、私はこういう文化のことを嫌いじゃなかった。

なぜ酒が好きでなぜ酒を飲むのかを自問するようになった。
概ね中毒のせいで飲んでいるのだろうとは思うが、改めて理由を深堀りすると結局は「他人と話がしたいから」みたいなことなのだろうと思う。酒を飲まなくたって話ができると言ったらそれまでだが、「お話しようぜ!」と「飲みに行こうぜ!」では誘い方のハードルが違ったり、私のような根暗からしたら酔いというドーピングがあるだけでもモチベーションが違ったりするのだ。

私は根暗のキモオタなので1回の飲み会の人数は4人が限界でそれ以上増えるともう発言ができなくなってしまうのだけど、逆に何十人の規模までいけばその中で2〜3人引っ掛けて隅っこでニヤニヤと話すことができるから楽しかったりもする。「知らない人ばっかで恐縮しちゃうね」と、そういう時間が好きだった。

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