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#125 学校給食アドバイザーのお仕事について 〜FMかおりん流仕事の進め方①

自治体を支援する業務とは

私のこのメンバーシップは、学校給食という公共事業に関する様々な課題について、体系的に整理したい、という思いで始めました。定期的に書くという作業は、私にとっては訓練でもあり、現場で曖昧に判断してきたことが本当にそれでよかったのか検証しながらの作業でもあるんですね。

さて、今年度から本格的に「学校給食調理場がやばい!これからどうしよう!」という自治体へのアドバイザリー業務を開始しています。
私は、その自治体にコンサルティングという相談役として入って、気がついたことを進言したり、報告書を作成したりするというお仕事ではなく、現状を調べ、分析し、どのように進めるべきかのシナリオを担当職員の方と一緒に作っていくことが仕事だと思っています。

その自治体の現状について一番詳しいのはそこの職員さんであって、私が上から目線で「こうすべきだ!」なんていうことはあり得ないわけです。
私にとって「自治体を支援する」というのは、私の失敗や経験を効率的にインプットしていただいて、無駄に悩む時間を節約すること、そして一緒にデータを分析して「これしかないよね!」というアウトプットを導き出すということだと思っています。


アドバイザーは「口の悪い嫁」のイメージ

自治体にはやはりそれぞれ家風のようなものがあります。また、特に給食のような食べるものを扱うことになると、食文化なども知る必要が出てきます。衛生管理に関する感覚ってのは、本当にその自治体特有の「許せるライン VS  許せないライン」というのもあって、育ちというか、誰に指導を受けたかという影響がすごく大きいんだろうなと思います。

仕事の進め方においても、情報共有の仕方、会議の進め方に始まり、上位役職の方への報告や相談のやり方についても、その自治体の暗黙のルールのようなものが存在します。
私は、そこに月に数日間、お邪魔して仕事をするという感じなので、そういった家風を抑えつつ、ストレスがかからないように効率化を図るには工夫が必要となります。嫁が姑の目を気にしながら、台所使うような感じ(笑)

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