#99 日本の食と農を変える8つのメガトレンド その6 世界に訪れる消費者ニーズの変化
三種の神器
「消費者行動の変化」というと、いろいろとありますよね。
日本では高度経済成長時代に「三種の神器」と言われた便利家電の登場が家事を大きく変化させたと言われています。
ところで、三種の神器には、昭和版、平成版、令和版というのがあるらしいです。それぞれ何かわかりますか?
昭和版三種の神器:テレビ、洗濯機、冷蔵庫
平成版三種の神器:携帯電話、薄型テレビ、ロボット掃除機
令和版三種の神器:テレビ(4K/8K)、冷蔵庫、ロボット掃除機
昭和版から平成版への移行は、情報通信技術が発達したことで物理的な距離を超えたオペレーションが可能になり、平成版から令和版への移行は、衛星通信やAIを搭載することで進化した家電になったと思われますね。
「食に関する消費行動の変化」にも、冷蔵庫だけでなく、電子レンジ、圧力鍋、食洗機など大きな影響のあった家電があります。調理方法が変わることを睨んで提供する食材の加工も変わってくるわけで、消費行動の変化との関係は大きいと感じます。
食材の購入について
農林水産省の調査から、消費者ニーズは多様化、個別化し、食の外部化(*1)が進展していることが示されています。二人以上の世帯では、生鮮食品の割合が減って、調理食品の割合が増えています。
この傾向は、年代別にみても、全ての年代で同じ傾向であることがわかっています。
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