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#41 給食食材の調達手法について

今回は、学校給食における食材の調達についておはなしします。学校給食調理場は単独校方式、共同調理場方式の方式の違い、児童生徒数の大小によって調達する食材の量が大きく変わってきます。大量に発注する必要がある場合が多いので、それぞれの調理場や教育委員会はさまざまな工夫をしています。


献立作成でわかる調達量

献立作成とは

学校給食の献立は、学校栄養士が栄養バランス、摂取量などに配慮して、緻密な計算をしながら作成しています。献立が決まると、その日の献立で何をどのくらいの量、調達しなければならないかが算出できるわけです。その献立は、大きい調理場を抱える自治体とかでは前年に翌年一年分を作成していたりするのですが、そうすると翌年の何月何日には、人参がXXトン必要になるという具合で、全ての食材の調達計画表が作成されます。そして、その計画表は、地元の生産者団体やJAなどと共有されて、その日に十分な確保ができるように生産調整を行なってくれることになります。
ただ、特に野菜などの青果物は、天候不良や国内外の需給バランスによる価格変動などによって、キャベツの予定が白菜に変わったり、場合によっては献立自体を変えるということは日々対応しているのが現状です。

単独献立と統一献立

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