#77 学校給食の海外事情 〜オーストラリア
今回は、オーストラリアです。
オーストラリアというと、お肉をいっぱい食べるとか、小麦を多く日本が輸入している、といったイメージなんですよね〜。農業大国でもあるし、日本人留学生も多くいるオーストラリアの学校給食について見ていきましょう。
学校給食はどんな感じ?
オーストラリアの学校では給食は存在せず、お弁当を持参するか、学校によっては生徒の保護者などによって運営されるCanteen(キャンティーン):*食堂で、自分の子どものランチを注文するランチオーダーが一般的だそうです。食堂といっても生徒たちのランチを専門に調理する場所をキャンティーンとよんでいます。
原則、保護者が運営していて、事前に注文を受けて提供しているようで、そういったこともあり、学校によって内容もさまざまとなっていて、「ピザを1〜2枚」「昼食に限らず、中休みに食べるフルーツなどの注文も受け付ける」という感じで、学校給食に統一した管理体制は見られない感じです。
注文による提供ということで、実際問題として、メニューにはハンバーガー、ピザ、チキンナゲット、フルーツジュースなどの人気メニューに偏りがちで、「高カロリー」「塩分が高い」「糖分が高い」「栄養のバランスが悪い」などの問題が指摘されていて、キャンティーンによる運営にメディアも課題があると報道しているそうです。
事前にオーダーする給食を利用しない家庭の子どもたちは、お弁当を持参するのが一般的。キャンティーンがあるのも週4日のところもあれば、週2日のところもあるといった感じなので、全くランチを持参しなくていい状況ではないみたいですね。
食育はどうなっているのか?
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