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#121 学校給食費の公会計化とは


公会計化を導入する前の給食費事務はどうなっているか

令和元年、文部科学省は、「学校給食費徴収・管理に関するガイ ドライン」を策定しています。「公会計化」とは学校給食費を地方公共団体の会計に組み入れることをいいます。公会計化を導入する前は、学校では、PTA会費や副教材費などのように、給食費は集金(口座振替をしているところも多いです)し、学校長名の通帳に入れておき、給食材料代はその通帳から支払いを行なっています。このやり方を「私会計」と呼んでいます。

実は、学校を多く抱えている自治体では、学校ごと(調理場ごと)で食材を調達しているので、実際にかかる給食材料費というのは、学校ごとに異なります。当然、調達にはスケールメリットが生じるので、小規模校より大規模校の方が、一食あたりの費用は安くなる傾向にあります。

集金事務が学校現場の負担になっていることについては、以前にもnoteで触れているので、そちらをご覧くださいね。

公会計化を導入するメリットとは

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