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残された時間を意識する

最近続けて、お世話になっている方が米寿であるとお聞きしました。
米寿といえば、皆さんご存知のとおり88歳。
まだまだ現役でご活躍されているので、
「えっ、あの方々はそんなお年だったのか」と驚くとともに、
私もあのような年の取りかたをしたいなあと、うらやましく思いました。

ご高齢でも、趣味や仕事に活躍されている方は多くいらっしゃいます。
そのことから、年齢で一律に区切ることはできないことを強く実感しています。

もちろん、持って生まれた健康な体ということもあるのでしょうが、
ご本人たちの努力が素晴らしいと思うのです。
健康に気を遣うことはもちろん、
何事にも意欲的に取り組む姿勢には、本当に頭が下がります。
年齢に関係なく、
好奇心をもって、いろんなことにチャレンジしていくことが大切なのですね。

「人生時計」

という言葉をお聞きになったことがありますでしょうか?
自分の一生を24時間の時計に表し、
「今の自分は、何時なのか」と置き換えてみる考え方です。

計算のしやすさもあって、
「一生を72歳として、自分の年齢を3で割る」という方法をお伝えされる方もおられますが、
私としては、72歳では短すぎるため、
一生を84歳として、自分の年齢を3.5で割るくらいがちょうどいいのかなと思っています。

例えば、
3で割る場合
30歳であれば10時、45歳であれば15時、60歳であれば20時になります。
3.5で割った場合、
35歳であれば10時、49歳であれば14時、70歳であれば20時
といった感じです。

厚生労働省発表の令和2年簡易生命表によりますと、
男性の平均寿命は、81.64歳
女性のへ金寿命は、87.74歳
となっています。

それから考えると、
私たちは、今何時なのでしょうか。

具体的な時間は差し控えさせていただくとしても、
私は、まだ日は高く、十分に活動できる時間です。
でも、もう午前中ではなく、
今日は何をしようかなと迷っている余裕はありません。

むしろ、すべきことをさっさと片付けないと、あっという間に夕方になってしまうのではないかと感じています。

もちろん、時間帯に応じてできることはあります。
夕方は夕方なりに。
夜は夜なりに。

でも、昼間にしかできないことがたくさんあるのです。
今しかできないことが…。

それにもかかわらず、その時その時にしなければならないことが山ほどあり、
すべての時間が自分の思い通りに使えるわけではありません。

「しなければならないこと」に時間の大部分を奪われてしまうと、
自分のための時間が、ついつい後回しになってしまいます。
そして、すべきことで疲れはててしまうと、
自分のやりたいことをする気力もなくなってしまう。
     
自分に残された時間は、大切に使いたいですよね。
時間とどう向き合うかは自分次第。

終わりを意識することによって、
自分のための時間に限りのあることを実感しやすいと思います。
そのためのツールとして、人生時計の考え方は分かりやすいのではないでしょうか。

時間と心のバランスを上手に取りながら、
いかにして、自分のやりたいことを実現していこうかと、
日々考えています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





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