昌寛と

34歳になった自分が15歳の自分を褒めてあげたい話〜中学生⑥〜

中学生の振り返りもようやく今回がラスト!意図していたわけではないのですが、書き始めるとつい長くなりますね。想いを文字に変えていくと言う作業は結構大変です。ただ、自分を振り返ることがこれからの自分「未来史」を作ることにつながればなと思っています。そして、このnoteを読んで少しでも共感してくれる方、自分に興味を持ってくれる方いたら嬉しいです。

今回も長めですが、ぜひご一読を!

■希望が丘文化公園という場所

大学日本一を決める駅伝といえば「三重伊勢路」(←箱根じゃないですよ〜)、高校駅伝なら「京都都大路」。中学生の駅伝の聖地と呼ばれるようなところは実は固定されていないのですが、僕の年は「滋賀県希望が丘文化公園」でした。

“聖地”という言葉に憧れていたんでしょうね。2年生の時にこの場所で都道府県対抗クロカンリレー大会があって、その時にこっそり芝生をむしってジップロックに入れて保管していました。別にこっそりじゃなくてもいいんですけどね(笑)特別感がある場所として自分でそういう風に仕向けていたのかもしれません、ちょっと変わった性格でしたね。でも、中学最後の駅伝は大事なレースにしようと心に誓っていまし

テツオ先生は事前に何度もこの場所で合宿を設定してくれました。白いステップワゴンに選手を乗せて週末に弾丸合宿。車の中で誰よりもふざけていたのはテツオ先生。

ある時「スピード練習!!目を慣れさせろ(ガハハ)」と言って車のアクセルをグッと踏み込んでとんでもないスピードで車をぶっ飛ばしました。いやぁ、危ないっしょ。いま命があって良かった。振り返るとトンデモナイことでしたが、当時は腹を抱えて笑っていました。そして、そんなテツオ先生がみんな大好きでした。

県駅伝の前が「一走入魂」そして、全国駅伝の前が「一心不乱」でした。今は桐箱に入れて保管してあります。

レース前はテツオ先生が誰よりも(選手よりも)緊張することを知っていたので、前日のミーティングの時に僕たちでちょっとしたお・も・て・な・し。ミーティング用に借りていた部屋を真っ暗にして待ち構え、先生が扉を開けた瞬間に「いらっしゃーい」とみんなで一斉に驚かすという、中学生が考えそうなしょうもないイタズラでした。

テツオ先生は普通に驚いてくれてくれました。オトナの優しさですね。そして「あしたは大丈夫だなって安心したよ」とボソリ。県の大会ではプレッシャーが大きかったと思いますが、ここまでくればあとは楽しむことが本当に大事。もちろん勝負をしに行くつもりでしたが、純粋にみんなで全国の舞台に立てるということが嬉しかったです。

■勝負!

レース当日。実はあまりよく覚えていません。

きつかったような、幸せだったような、でもやっぱり緊張していたんでしょうね。当時の新聞記事と外から見た客観的な感想をドウタニさんが記録してくれていました。ただ、中学最後の駅伝だということ、このメンバーも来年は別のチームになるんだなということ、諸々のことを思うと一抹の寂しさがありました。

レースのことはドウタニさんが記録してくれていました。僕は悔しい顔をしていたようです。それでも応援にきてくれた人たちが少しでも心に残ってくれたと思ってくれたのであれば、34歳になった自分が15歳の自分を褒めてあげたいなと思います。よくやった!

チーム内の一番のライバルでした。同じチームになると本当に心強かった。彼とは高校も一緒になり、今でもよくマラソンでご一緒する仲です。

自分が今中学生の娘を持つ親となり、改めて思うのですが3年間という時間は本当に短いです。そして、その時間をどういった人たちと過ごし、どんなことを考えるかは環境が本当に大切です。自分はたまたま与えてもらえた環境がよかっただけのこと、そして一緒にいた仲間に恵まれました。

レース後の記念撮影。お世話になったユースホステル。他のチームが綺麗な宿に泊まっている中で、僕たちのチームはあえて安宿でした。こういうところもテツオ先生の人間教育だったのかもしれません。

中学生の時の将来の夢は学校の先生になることでした。影響を受けた先生はこの時点で本当にたくさんいて、自分もそう言った影響力のあるオトナになりたいと思ったからです。すでに陸上競技にハマってしまった中学生だったので、部活動を指導したいなと言う思いもありました。

少し偉そうに言えば「陸上競技に対する恩返し」。もちろん、当時はそんな大それたことを思っていたわけではありませんが、今までの反省を振り返って見るにつけて自分がやりたいことはこれなんだろうなと徐々に気持ちをハッキリさせています。

こういった想いを「治療」と言う形でも「指導」と言う形でも、はたまたもっと別の形でもいいので、シゴトにしていきたいですね。


最後は少し話が逸れてしまいましたが、中学生時代の振り返り、おしまい!

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