宮嶋 佑

姿勢、股関節、膝関節を中心に「分かりやすさ」にこだわって、発信しています。 10年目理…

宮嶋 佑

姿勢、股関節、膝関節を中心に「分かりやすさ」にこだわって、発信しています。 10年目理学療法士 2児の父 JOSKAS準会員 入谷式足底板上級 POST SPOT Writer 理不尽なく効果的で臨床が楽しくなる教育を実現したい! と行動してます

最近の記事

デュシェンヌ歩行に対する治療法

こんにちは、茨城県で理学療法士をしています宮嶋 佑です。 今回は歩行時に体幹が側屈するデュシェンヌ(Duchenne)歩行について、基本的な事から評価治療まで一気に解説したいと思います! Duchenne歩行は、中殿筋の筋出力不足が原因で、体幹が荷重側に傾斜してしまう歩行です。 特に股関節疾患の方に多く見られる歩行であり、人工股関節術後も残存する歩行である為、悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 僕も7年間人工股関節全置換術後の患者さんを多く見る病院に勤務しておりま

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    • 炎症痛の鑑別

      皆さんこんにちは。理学療法士の宮嶋 佑です。本日は整形外科術後急性期における疼痛の評価について説明します。 私は入職してからの4年間は外来リハビリテーションの領域で勤務し、5年目に初めて整形外科術後急性期のチームに移りました。 そこで、1番悩んだ事が「この痛みは手術の侵襲による "炎症痛" なのか?違う痛みなのか?」でした。 炎症による疼痛であれば、基本的な治療法は安静であり、時間の経過を待つ事が大切になります。 しかし炎症による疼痛でない場合、時間が経っても良くはな

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      • 膝内反変形に対する評価・治療

        今回は変形性膝関節症(以下より膝OA)によって生じた内反変形に対して、まずはどのように評価し、治療すれば良いかについて紹介したいと思います。 変形性膝関節症は、とても多くの患者さんが悩んでいる疾患であり、担当することが多い疾患だと思います。 そしてリハビリテーションとしては、初期の変形性膝関節症を増悪させないことが非常に大切となります。 しかし増悪させないためにはどうすればいのでしょうか? 膝OAの原因について、日本整形外科学会のホームページには、 となっております

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        • セラピストなら理解しておきたい!人工股関節脱臼の基礎・基本

          こんにちは、茨城県で理学療法士をしています、宮嶋佑と申します。 人工股関節全置換術(THA)のリスクといえば、「脱臼」ですよね。私も学生の頃に教わってから、メカニズムを理解するまでは、股関節の関節可動域訓練を行う際に、脱臼を恐れて、おっかなびっくりしながら行っていたのをよく覚えています。 人工股関節を普段から多く見る機会のある病院などでは、しっかりとした研修を受けることが出来たり、術者の先生に直接聞くことが出来ると思いますが、そういったことが出来ないセラピストにとっては脱

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          誰でもできる!膝関節伸展可動域は、まずはこうやって評価しよう!

          こんにちは。茨城県で理学療法士をしています、宮嶋佑です。今回は,膝関節伸展についてです。 膝関節伸展可動域は、変形性膝関節症やTKAを始めとした膝関節障害の成績を左右するともいわれ、理学療法士だけでなく医師も気にしています。 「全然伸展出ていないぞ!」と怒られた事がある方も多いのではないでしょうか? 私はあります・・・ 逆に言えば、伸展可動域をしっかりと出すことが出来れば、 ・患者さんも良くなる ・医師からも評価してもらえる 事になります。 そうなれるように、

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          痛くせずに着々と改善する!TKA後の屈曲制限に対する評価・治療法

          皆さんこんにちは。 TKA後のリハビリで一番といってもいいほど悩むのが、”屈曲可動域の改善”ですよね。 まず初めに、皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれない 「TKA後の屈曲は痛くてもいいから早く曲げないといけない」という意見について、 私は、明確に「NO!」と言いたいと思います。 少し前の話になりますが、10年ほど前、私が学生で評価実習に行った先は、TKA症例が非常に多い病院でした。 そこでは、「痛くてもいいから早く曲げないとダメ!」といって、患者さんが悲鳴

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          【原因から評価・治療法まで一挙に解説!】トレンデレンブルグ歩行に対する理学療法

          皆さん始めまして、宮嶋 佑と申します。 私は病院病院勤務時代、人工股関節全置換術後の方のリハビリを多く担当してきました。 そこで多くの患者さんにとって問題となってくるのが トレンデレンブルグ歩行です。 私のように股関節疾患の方を多く担当している方々はもちろんの事、そうでない方にとってもトレンデレンブルグ歩行は普段の臨床で多く観察される跛行だと思います。 そして、股関節に問題を抱える方にとっては 「必ず改善しなければならない跛行」です。 本日は ①何故トレンデレ

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