見出し画像

実証実験の意義|浜松市のDEMODAY(デモデイ)

この度、1年かけて検証してきた浜松市の実証実験が終了し、先日の2月17日に報告会を実施いたしました!

参加者はなんと80名以上!
メディアや他地域の関係各社、そしてスマートシティ/スーパーシティの領域で著名な方々がコメンテーターとして参加いただきました。

採択されたのは2019年11月。
実はこの「flato」の構想が出来上がったのは2019年7月。
結構な短期スパンだったので、今思えばよく申し込んだよなぁと。笑
そして採択されたのも今考えると不思議です^^;

本日は先日の実証実験報告会と、デモデイ報告についてあわせて綴りたいと思います!

画像1


ここで余談ですが、移住してなんと僕の体重も-13kg減・・!!
浜松市が掲げる「健康寿命No.1」を体現し、自分自身の実験結果としては申し分ない結果となりました。笑

画像3

ネタで使いたかったのですが、報告時間の兼ね合い上、泣く泣くカットしました。

市も悩ませた採択前の提案

実は採択された5社の内、弊社だけが”アイディアベース”での採択でした。笑
浜松市としてもベンチャーサポート支援事業が第1回目だったこともあり、ソリューションが無い状態での採択はとても冒険だったと思います。

「実証実験だから、別にソリューションはこれから検証でいいんじゃないですか?浜松市でPOC回したいんです!」

と、説明会時に強気で提案したのを覚えています。笑

1年の期間があれば十分仮説検証できると思ってたので、強くプッシュしてくれた浜松市アドバイザーのAさんを口説くように提案し、なんとか採択いただきました。

冒険だった提案にも関わらず、ホント感謝です!

まさかのピボット決断

・・で、検証して3ヶ月ぐらいで早々にピボットを決断しました。笑
市としては当然、これは恐れていたことだったと思います。

※ 行政が絡む事業は、基本ピボットは許されず、例えニーズが無かったとしても「計画的に」実施する必要があります。これってスタートアップにとっては超痛手です。受託案件だと思えればいいですが、自社サービスなので超タイムロスになります。

しかし、浜松市はコロナの影響もあると思いますがPOC検証ということもあり非常に寛容で、暖かく見守ってくれました!
経費補助、広報支援などの協力頂きましたが、ピボットに寛容だった点が、弊社としては超嬉しかったです・・!

ただ、他の採択企業の方と比較すると、ソリューションが無いわ出遅れているわ・・という感じで本当にプレッシャーのなかで暗中模索の日々が続きました^^;

ピボット、さらにピボットの末、資金調達へ

実は、その後もさらにピボットしています。笑
実証実験で、何度浜松市の皆さんには不安にさせただろうか・・。
(ここまで来ると、とにかく前へ進むしかないやつ)

実証実験期間内に、資金ショートしたとか一番痛いケース。

そんな中、2回目のピボットで好感触を掴めました!
この仮説検証は、実は浜松市の施策を組み込んでいて、今後このモデルが広がれば他市への横展開も可能な検証結果が得られました。

それによってVCから評価いただき、無事資金調達に成功!

そして、デモデイでは無事コメンテーターの方々から「次に繋がる良い実証実験結果!」とコメントをいただけました!まさに大逆転!泣

調子にのって市へガツガツ提案!実証実験をHack!

とはいえ、「良い結果でした!」という報告だけで終わるのは勿体無い!
報告は終了でなく、次へのスタート。
・・ということで、私は以下3つを次なるスタートのために報告時に浜松市に対して新たな提案をしました。

●Hack1 ガツガツ提案
『物言う株主』のように、どうせならガツガツ提案してみよう!
どうせなら政策に組み込めるのではないか?と思って提案。

画像2

私からの提案はザックリ言うとこんな感じ…

・浜松市が出しているワーケーション補助は使いづらい!だから弊社サービス「flato」に補助サービスを組みましょう!
・実績出したら集客のための広報支援は弊社に集めて!

「正直、こうした内容は他に前例が無い。だから浜松市で成功事例つくりましょう!」と、とにかく想いを伝えました。

一方で、これらは実証実験をやった上でわかった事です。「もっとこうすれば良いのに!」というのは実証実験期間中に、必ず出て来ると思ってます。
そこは忖度せず正直に伝えるべきだと思っています。

●Hack2 実証実験おかわり

コメンテーターの、株式会社BDスプリントパートナーズ 代表取締役 秦充洋 氏が終了後のトークで話してたんですが、「実証実験のおかわり」は、めちゃくちゃいいなと。

期間は当然決められてますが、「1回しかできない!」というのはちょっと勿体無い。ビジネスは進捗する上で第2、第3のアップサイドのビジネスモデルは当然検証が必要。そのため、条件付きでいいので「実証実験のおかわり」は良いと思っています。(なんなら補助額は増やして欲しい。笑)ビジネスは進捗する上で第2、第3のアップサイドのビジネスモデルは当然検証が必要。そのため、条件付きでいいので「実証実験のおかわり」は良いと思っています。(なんなら補助額は増やして欲しい。笑)

弊社も浜松市に支店登記をしたので、「これからも検証したいこと多いので一緒に変えていきましょう!」って現在提案中です。

●Hack3 グレーゾーンはとことん狙え

秦充洋 氏 が言って下さったコメントで非常に共感しました!
「できる範囲で考えてはいけない。むしろ行政と組んで法整備を見直すことを突きつけろ」

スタートアップは、無知であるが故に最強だと思っています。
実証実験では、間違っていたらストップをかけてくれるアドバイザーがいるので、この機にグレーゾーンでドンドン切り込んでみるのはアリかなと。

むしろそうした取り組みによって、行政の皆さんも「その手があったか!」という発想が広がることもあります。そうして、初めてサービスが普及していくのかなと思っています。
最近、電動キックボードのLuupが法整備を覆したのはまさしくそれです。

「グレーゾーンを開拓し、政策に組み込ます」

が、それが市を絡めた実証実験の意義だとも思います。
(果たして私のは無事政策に組み込めるか、今後Hack2も踏まえて実施してみます!)

FromToでCOO候補として一緒に働く仲間を募集!

浜松市に活動拠点を移し、今後も浜松で検証を重ね他市へ展開する。

少なくとも、今回のデモデイでは他市への実績としても認知度は高まったと考えてます(福岡市の地域施策の方が参加されてたり、取材陣も多数)。

弊社は、今年サービスも体制も盤石にし、大きく拡大していきます。
ぜひ、共に地方全体に浸透し、一気に全国の地方移住文化に根付かせるサービスを作っていきます。

まだまだ0→1フェーズ。
現在、共に一緒に作り上げて広げていく仲間を絶賛募集中です!

※いつも応援してくださるみなさま、拡散大歓迎です( ^ω^ )


サポートのお気持ちありがとうございます^^/ よければ今後も発信し続けるために”無料でできる”SNSなどで感想をシェアしてくださると嬉しいです( ^ω^ )