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装備品を整えるタイミング

新しい三脚を購入しました。Manfrottoのbe free Liveというトラベル三脚です。脚が雲台側にがばっと曲がって収納できるので、とてもコンパクトになり持ち運びが簡単。その割にマックス150cm以上の高さになるので、とても使い勝手がよさそうです。

ライブの撮影では、固定カメラの台数だけ三脚が必要になるため、「最高の1台」だけ使うわけにもいかず、今では4本の三脚を使います。最近になって、独立前から使っていた3000円程度の三脚がとうとう破損してしまったので、三脚の数が足りなくなり、買い足しました。

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今月に入って、仕事用具の買い足しをしています。昨日は、カメラバッグを新調しました。

こちらはMV撮影で使用するもので、いままでのカメラバッグでは容量が小さく、既にレンズなどがバッグに全部は入らなくなっていたところでした。せっかく買うならお洒落なものがいいな、と思って、売り場で色々と物色して選びました。とても気に入っています。

そのほか、SDカードやCFカード、電源延長ケーブル、MV撮影用のBlueToothスピーカー、小さめのライブハウスでの撮影で使う膝当て(しゃがんで撮影する時に使用)など、身の回りの道具を少しずつそろえています。

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概念的なことを言えば、仕事に使うものを買い足すというのは、「装備品を整える」ということになる。ところで、RPGで例えると、装備品を整えるのはどんなタイミングだろうか?装備品を整えると、攻撃力や防御力などのステータスが上がる。そして、今まで倒せなかった敵が倒せるようになったり、物語の進行をスムーズに行うことができるようになるのだ。

ひとつひとつのバトルに、常に命がけになっていると、確かにはらはらどきどきの冒険はできるかもしれないが、ストーリーがなかなか進んでいかないだろう。もちろん、レベルがあがればステータスもあがるので、レベル上げをして対応することもできるが、お金で買えるアイテムを装備する方が早いかもしれないし、そのレベル相応の装備というものがあると思う。

フリーランスの映像屋が装備品を整えるのも、おなじような理由かもしれない。以前は、全ての仕事に全力投球で、必死に考えてやっていた。だが、ある程度レベルも上がり、安定して仕事をこなすことができるようになった今、もっと仕事を快適にこなしたいと思っているのだ。自分のレベルが上がり、仕事の難易度も上がってきただろう。そうしたら、今の自分に適切な装備品がないと、円滑に次にいくことが難しくなる。

スライムやドラキーを倒している時は、ひのきの棒でもかまわない。でも、自分のレベルは上がっていき、次の町に行くなら、敵のレベルも上がるのだ。いつまでもひのきの棒では、ゴーレムやさまようよろいは倒せない。そんなどうのつるぎや、はがねのつるぎを買えばいいのだ。

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もちろん、お金がたまっていないと、新しい装備品は買えない。そんな時は、以前の町に戻って、弱い敵と戦ってお金を稼いだりする。そして稼いだお金を使って装備を整え、次の敵と戦うのだ。次の敵と戦う方が、経験値もお金も沢山手に入る。結果的に、自分の成長も早くなる。

自分のレベルが上がってきて、今までできなかった仕事ができるようになった時。きっと、今の手持ちの道具では次に進みずらくなるだろう。身の回りの装備品を整えないといけなくなる時は、きっとそんな時なのだ。「今が装備品を整えるタイミングだな」と思った時、それはあなたが、一歩次のステップに進んだ証拠なんだろう。

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