「もちものがいっぱい！」だと、新しいものが手に入らない

知り合いから、ShureのSM58をいただきました。ボーカルマイクの定番中の定番、音楽やってる人なら誰でも知っていると思います。その知り合いというのが、近々引っ越しをするらしく、自分の持ち物を減らしたいということでした。僕はマイク自体は持ってはいましたが、58はいつか欲しいと思っていたので、大変うれしい気持ちです。

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最近他の人とお茶をしていて話題に出たことなのですが、新しいものを手に入れたければ、今持っているものを捨てる・手放す必要があります。普段、普通に生活をしていると、どうしても大量のモノであふれることになるし、やらなければいけないことも沢山ある。そして、そんないっぱいいっぱいな状態の中で、新しいものを手に入れたいとか、新しいことをしたいと思っても、すでに持ちきれないほどのものを持っていることになる。

僕は昔ゲーム少年だったのですが、要するにアイテム欄がいっぱいの状態だと、新しいアイテムが手に入らないのです。「もちものがいっぱいだ！」と表示されるから、何かを使うか、売るか、捨てるかしないと、それは手に入らない。何かを手に入れたければ、アイテム欄に空欄を作るしかないのです。

ゲームだと、アイテムが上限何個まで持てるかは分かるけど、現実世界ではそんなのは表示されない。だから、無限にモノが持てると錯覚してしまうこともあるけど、本当はそうじゃない。やっている習慣とか、部屋においてあるだけのいらないものとか、そういう無数のもので溢れている。その状態が、自分を作っていると同時に、変化もできなくなっているのである。

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足し算で自分に何かを足していこうとばっかり思っているときは、一歩引いて、引き算で考えてみるのがいいのかもしれない。今の状態から少し身軽になれば、見えてくるもものがあるかもしれないし、そうなって初めて手に入れられるものがある。

いらないものを捨て、当たり前の習慣を見直す。「辞めること」「捨てるもの」を選ぶ。それが、次の自分へのステップになっているのかもしれない。