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SUBARU ff-1 レストアプロジェクト 第14回

こんにちは。宮城スバル本社です。

前回のレストアから部品の清掃を始めた我らプロジェクトチーム。
今回は大物であるフロントとリアのサブフレームの塗装乖離を行います。
サブフレームとはエンジンやサスペンションなどを搭載してボディに組み付けるための骨格で、剛性が求められることから大きくて重量のある部品です。1個当たりおおよそ縦70cm×横 70cm×高さ30cmくらいの大きさで重量は持った感じは30kg?ぐらいあります。
剛性を上げるために、様々な形に型取った筒状やコの字型プレートが溶接されていて複雑な形状となっており塗装剥がしがとてもやりにくい部品です。この部品も例に漏れず昔の防錆塗装が厚く塗られています。

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エアサンダーという工具で二人掛かりの研磨作業となります。今回は、範囲が広い&丸みのある形状のため、通常の作業に比べ長い時間、エアツールを使用します。すると、工場裏で一所懸命稼働しているエアコンプレッサーの頑張りが追いつかず、エアサンダーのパワーがみるみると下がり、定期的に休憩が必要となります。この休憩時間?を利用してエアサンダーの入らない細かい部分を手作業で削ったりして、効率よく塗装を剥がしていきました。
残念ながら、今回の活動だけで作業を完了させることは出来ず、この日はフロントサブフレームの上半面だけ。道のりは遠いので次のレストア活動以降、ボディ班だけでなく他の班も巻き込んで作業することになりました。

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数回の活動に分けてエンジン班、ミッション班、ボディ班、通りがかった社員などに手伝ってもらいました。単純な作業ですが根気のいる作業、自然とおしゃべりに花が咲き、一体感を感じられる活動になりました。レストアにはメカニック以外にも営業や部品スタッフが参加しており、またレストアメンバー以外も応援に来てくれたので、良い交流になりました。

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ようやく防錆剤や古い塗装の剥がし方が完了。錆止め塗布して国内のSUBARU販売会社として初めてテュフ ラインランド鈑金塗装工場認証「ゴールド」を取得した優秀なスタッフ達に塗装を施してもらいました。
時間は掛かりましたが過去の防錆剤をしっかり落としたので、ボコボコ感も無く綺麗に仕上がりました。なんでもそうですが、手間を惜しまずに作業をすると出来栄えはしっかりと応えてくれますね。

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他にもマフラーや、アンダーカバー、ブロアモーターカバーも塗装や錆落としを行い、綺麗に。各種部品類の清掃作業は終わりましたので、ボディの準備が完了したら一気に取り付ける予定です。
次回はボディの塗装の模様をお届けします。
今回はここまで。次回もお楽しみに。

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