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SUBARU ff-1 レストアプロジェクト 第20回

皆様お久しぶりです。宮城スバル自動車株式会社 スバルff-1レストアチームです。
我らのff-1は宮城スバル独自イベントである「4月9日は四駆の日」で4/19から2週間ほどBESTSHOP栗生に展示していました。
レストア途中の「スケルトン」ff-1にも関わらず、多くのお客様に見に来て頂きました。
本当にありがとうございました。

展示後に再びff-1を本社工場に戻し、引き続き完成に向けてレストアをしていきます。

昨年の5月から始まったこのレストアプロジェクトは、本来の予定ならば既に完成しているはずでした。
しかし、新型コロナウィルスの影響でなかなかメンバーが集まれない時期があり、
今年3月の地震でドアパネル等が凹んでしまい、再作業等で遅れている状況です。

今年の夏が終わるまでには何とか完成させたい…!
ff-1の次に控えている車があることですしn・・・あ、ゲフンゲフン、いーえなんでもありません。

さて、レストアの模様をご紹介いたします。

前回のレストアは、エンジンやミッションなどの部品を積むために前後のサブフレームの装着を行いました。
今回も引き続き艤装作業を行っていきます。今回は燃料タンク類の取り付けを行います。

まず燃料タンク本体をみてみましょう。
外観は、特段深刻なダメージがないのとファイバースコープ(狭所を確認するカメラ)を使用してタンク内部の状態を確認しましたが、錆や錆によるバッフルプレート(燃料の片寄りを抑える阻止板)の外れもないためそのまま使用することとなりました。

燃料タンクの容量は36Lで後部座席のちょうど真下が取り付け位置になります。

取り付け位置は今の車と全く同じですね。
現代まで通ずる基本的なレイアウトです。

この後はエキゾーストパイプとフューエルパイプの取り付けを行おうと思ったのですが、
リアのサブフレームが付いている状態だと取り付けられないことが判明。
一旦リアのサブフレームを取り外し、エキゾーストパイプを取り付けました。

このあと燃料タンクにあらかじめ取り付けていた燃料ホースをボディ下部の取り付け穴に通して固定、給油口パイプと接続します。

オリジナルの燃料ホースは経年劣化していたため、汎用品の燃料ホースを使用して取付を行いました。この部分は、給油口のパイプを通すボディ側の穴が小さく知恵の輪の様に色々な角度で通して、なおかつゴムパッキンを傷つけない様に最新の注意を払いながらの作業のため、写真のようにきれいに固定させるまでかなり苦労しました。

なんとかフューエルパイプシステムを取り付けて、フューエルキャップを取り付け。
ここまで行きつくのに数時間かかったので達成感が有ります。

最後に取り付けしたパイプ類を固定し、再びリアサブフレームを取り付けしたところでタイムアップ。
無事にこの日の目標である燃料タンク類の取り付けが終わってひと安心でした。

今回はここまで。
次回もお楽しみに!

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