膝のアライメント方法と活用
膝関節の評価には、一般的に3種類の角度測定とストレステストが用いられます。
Qアングル(Quadriceps Angle、QA)
Qアングルとは「膝蓋骨の中心からASISを結ぶ線」と「膝蓋骨の中心から脛骨粗面を結ぶ線」の成す角度を指し、大腿四頭筋腱角とも言います。
大腿四頭筋は膝蓋骨に対して少し外方に作用するため、この筋肉が膝蓋骨を牽引する角度を表します。例えば大腿四頭筋が収縮した状態では、膝蓋骨がやや外側へ傾き、Qアングルは小さくなります。
Qアングルは仰臥位または立位で検査するのが一般的です。立位の場合は重力が作用し、膝関節には仰臥位よりも強い外反力が働く(外反膝)ため、相対的に立位におけるQアングルは大きくなりやすいです。
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