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【記念対談・第2回】まんが『メイちゃんの執事』ドラマ化までのお話

『メイちゃんの執事』の作者・宮城理子先生のデビュー30周年を記念して、歴代担当編集が宮城先生と対談!

作品にまつわるアレコレをお話します。

第2回は、宮城先生と『メイちゃんの執事』ドラマ化時の担当編集者が登場!​

1.人物紹介

宮城理子

まんが家・宮城理子先生

少女まんが雑誌「マーガレット」でデビュー。代表作は『花になれっ!』、『ラブ❤モンスター』、『メイちゃんの執事』など。現在は続編『メイちゃんの執事DX』を連載中。※2021年現在。

編集部員_治部

編集者・治部
『メイちゃんの執事』の2代目担当編集者。
現在はマーガレット編集部・副編集長。


無題

インタビュワー・ナガノ
マーガレット編集部の新人編集者。宮城先生の現担当。『メイちゃんの執事』が立ち上がってからは5代目担当。


2021年某日 宮城先生とメイ執2代目担当編集・治部、邂逅!

ナガノ
今日は宮城先生と『メイちゃんの執事』2代目担当編集の治部さんにお越しいただき、当時、ストーリーを盛り上げるにあたって話していたことやドラマ化のお話など伺いたいと思います。

宮城&治部
よろしくお願いします!

2.メイ執2代目担当・治部の第一印象は最悪⁉

ナガノ
『メイちゃんの執事』2代目担当の治部さんはなんと10年も宮城さんを担当しています!
歴代担当の中でも最長だと思いますが、治部さんに担当が変わった時のお気持ちを教えてください。

宮城
実は担当替えの前に一度治部さんと話す機会があったんですが、「この人が担当になったら、最悪だろうな…」と思いました。詳細は忘れましたが、何か嫌な感じがしたんでしょうね(笑)

ナガノ
えええええ!!!! 

治部
あっはっは。そうだったんですか(笑)

宮城
そうですよ~。だから、担当替えで治部さんが担当になったと知った時は驚きました。「うわあ…まじか…」って。
でもその後、治部さんとは本当に色んな事を乗り越えました。特にドラマ化直後は私も治部さんも相当忙しかった。ファンブックを作ったり、雑誌の付録のタロットカードやトランプを作ったり、よくやりましたよね。

治部
そうですね。タロットカードなんて、隔週連載をやりながら、20枚近くカラーイラストを描き下ろしてもらいましたから。宮城さんは本当に大変だったと思います。

タロットふろく

2012年「マーガレット」12特大号

宮城
ほんとよ~。でも治部さんだって、イチからタロットの勉強して、カードの取り扱い説明書を書いてくれましたよね。ファンブックの文章だって、キャラクター紹介以外はすべて治部さんに書いてもらいました。

治部
僕は記事を書くのが好きだったし、読者の方からの反響もあって、やる気盛り盛りだったんです。宮城さんも「読者のためなら!」とありえないレベルの仕事をバンバンこなされていました。

ナガノ
何だか、おふたりから戦友感が出ています…!


3.まんが『メイちゃんの執事』のストーリーを盛り上げていくにあたってどんなことを話していましたか?

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MC『メイちゃんの執事DX』16巻/集英社
2021年5月現在の最新刊

宮城
治部さんが担当になったのは『メイちゃんの執事』1巻の途中でした。
で、初めての打合せで「執事っていつまで続ける気ですか?」って言われたんです。続けて、「このままだと読者に飽きられますよ」とも。

ナガノ
結構、辛口な指摘を受けたんですね。

宮城
そうなんです(笑)。「今の描き方だと読者に飽きられる」と言われ、正直「うるさい! ばーか!」と思う自分もいたんですが、第三者の意見は受け止めるべきだとも思いました。
どうすればもっと話が盛り上がるか議論する中で、「後々、メイと同じように執事を連れた生徒が集まる学園を出す予定です」と言ったら、治部さんが「それです! 今すぐそこに行かせましょう!」って(笑)。 それで、メイの実家を爆破して、メイには予定より早く聖ルチア女学園に行ってもらいました。

メイ学校

MC『メイちゃんの執事』1巻

治部
僕は当時、宮城さんの前作『ラブ♥モンスター』や『花になれっ!』を読んで、登場人物の数が多い方が宮城さんの強みが出る、と思っていたんです。だから、キャラクターを一気に増やせる「聖ルチア女学園」はなるべく早く出した方が良いと考えていました。
この提案は宮城さんにとっては想定外だったと思います。今思うと、とんでもないスピードで大量の新キャラや学園の見取り図を考えてもらったな、と…。

宮城
はい、大変でした(笑)。
でも結果、そうして良かったと思います。


4.ドラマ化までの経緯やドラマ化の反響を教えてください。

ドラマ

2009年「マーガレット」5・6合併特大号

治部
めちゃくちゃ急に決まったんですよね、ドラマ化は。

宮城
そう(笑)。急に決まって、急に始まったんです(笑)

ナガノ
決まった時のお気持ちは?

宮城
治部さんとふたりで「嘘だよね? 嘘だよ。きっと嘘だから、いつも通り連載頑張りましょ~」って話した覚えがあります。

治部
あっはっは! そうでしたね。僕も初めての経験で「正直、信じられない」っていう気持ちでした。

ナガノ
ドラマ化の反響はどうでしたか?

宮城
ドラマはフジテレビさんと共同テレビさんにお任せした部分も多かったのですが、とても上手に作っていただいて、反響は大きかったと思います。
その分、雑誌の付録やファンブックの制作で嬉しい悲鳴をたくさんあげました。治部さんも相当大変だったと思います。

治部
そうそう。ドラマ化の時はなぜかフジテレビに缶詰になって仕事をしていました。……マーガレット編集部員なのに。

宮城
あっはっはっは。そんなことしてたんですか!

ナガノ
宝塚でのミュージカル化もありましたよね。
連載しながら、脚本のチェックや付録の製作だなんて…! 想像しただけで寒気が…(泣)

宮城
それがね、読者の方々に喜んでもらえると思うと、出来ちゃうんですよ。

治部
そうですね(笑)

ナガノ
おふたりから読者ファーストの精神を強く感じました。
宮城さん、治部さん、ありがとうございました!


次回、宮城先生と『メイちゃんの執事』シリーズ4代目の担当編集を直撃インタビュー‼


『メイちゃんの執事』の続編『メイちゃんの執事DX』16巻は現在発売中!

次回もお楽しみに!!





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