お金2.0 まとめ/感想

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読み終わりました。

たくさん学ぶことがあったのでそれを吸収するために噛み砕きながら振り返りたいと思います。

全体としては1~4章のお金に関する部分はめちゃめちゃ響いたしためになった印象ですが5章のテクノロジー関連は専門分野に属する自分からするとあまりピンと来なかったです。あまりにキャッチーすぎるというか、テクノロジーとそれによって起こる事象のつなげ方が無理矢理かなあと思ってしまいました。

第1章 お金の正体

主に現在の経済の仕組みを説明し、有名企業やSNSがなぜ流行っているのかなどを作者独自の分析や、人間の脳や自然の構造などを用いて解説している。いま自分たちが使っているお金は、資本主義においてのお金で、その歴史は200年しかないということがけっこう衝撃的だった。もともとは金をお金としていて、お金をベースとして紙幣が誕生し、金本位制終了後は国がお金の保障となってる。発展する経済システムの5つの特徴は"incentive","real time","不確実性","ヒエラルキー",”コミュニケーション”である。またそれが、持続するには共同幻想(思想)が必要でそれがない場合は寿命による移動先が必要。

第2章 テクノロジーが変えるお金の形

キーワードは”分散化”

資本主義は、中央銀行という主がいて国を担保になりたっているが、仮想通貨は使っているユーザーそれぞれが通貨の保証人。これに限らず、AirbnbやUBERを筆頭に様々な分散化がおきてる。企業自体は家を借りたい人と貸したい人、移動したい人と移動させたい人をつなげてるだけ。

評価経済はインフルエンサーという人を中心にできる経済圏。今までは企業to個人でお金が回ってたが、これは個人to個人という形である。

これは中国を例にされていたが、今日本でもちらちら見えてきていると思う。ファッション系のユーチューバーやインスタグラマーがブランドを初めて、それをファンが買うという構造。よくみる。すごーいみる。

第3-4章 価値主義とそれに対してどう生きていくかって内容

資本主義は飽和してる。お金でお金を生み出す流れが止まりつつある。投資ファンドは投資するお金が余ってる。すなわちお金の価値が下がってる。お金にはならないけど価値のあるものがあり、それは今までは価値としてみなされず、お金にもならなかったがこれからは価値として認められる。例えばボランティアとかそういう系。Youtuberで言ったらチャンネル登録者数。

資本主義から価値主義への転換

価値→有用性としての価値、内面的な価値、社会的な価値

今までは有用性としての価値しか見られなかったが他2つもこれからは価値として見られる。有用性→役に立つかどうか、使用できる、儲かる等のリターンがある。内面的価値→その個人の内面に影響を及ぼす価値。社会的→社会全体の持続性を高める価値。

内面的な価値は、注目興味関心などによって現れる。それが今のライブ配信の投げ銭や、フォロワー数等に反映される。→評価経済。
情報発信→興味関心→評価を得る→多くのファンやフォロワー→さらに情報発信→より評価を得る機会が増える この流れは資本主義のお金の増え方と同等。

注目や関心を集めるために、共感や行為・倫理観や治安を犠牲にすると世間にブレーキをかけられる。

営利・非営利の境界線が消える→自分のやりたいことをやる社会
儲かることより情熱を捧げられることを探す必要がある。

これからは、自分の価値を高めるために働く必要がある。
ただ企業に勤めているだけでは意味がない。また、自分の価値を評価してくれる枠組みを作ることも大事になってくる。


以上が自分の中での要約とそれに伴って感じたことのまとめ。
というか雑記である。


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