初受験の方へ建築士試験当日の流れ

初めて建築士試験を受けに行かれる方はどの様な感じの一日になるのか考えてる方もいると思います。


その様な方に少しでも不安の解消や参考、またはペースの把握になればと思い一昔前ではありますが自分の実体験をもとに流れを書いてみたいと思います。


※細かな時間等は覚えてないので手元のスケジュール表を参考して下さい。


まず、自分は茨城県で一級建築士試験を受ける立場でした。


当時S学院つくば校に通っており、この教室では毎年受講生とその受講生の友人を対象に試験会場まで往復無料のシャトルバスが出る事になっています。

自分はこのバスに申し込み試験会場まで向かう事にしました。

(学科の場合は学習の各教室にて即日採点会があるのでバスを利用出来れば利用した方がどのみち自分で行く手間が省けます)

※注、友人は後日ライセンスアドバイザー(営業マン)より勧誘されます(笑)


自宅は茨城県の田舎なのでつくば校までは車で向かいます(S学院のつくば校は全国的にも珍しく教室に大規模な無料駐車場が完備されていますので車で通ってました、田舎もんには有難い)


さぁ、受験票や見直しする持ち物、鉛筆、シャープペン、消しゴム、タオル、羽織る上着、テッシュ等の忘れ物が無いか確認していざ出発です。

※鉛筆、消しゴム等の筆記用具は2つ、3つくらい予備を持って行きました、試験会場によっては落とした場合、自分で拾う事は禁止で試験官に拾ってもらわらければならない様な決まり的な物がある地域もあったので、もし落としてその間は何も出来ないなんて事が無い様に予備は必ず持ちましょう!

タオル、上着、テッシュは汗、天候不良、鼻水等に万全に対応する為にはあった方がとても良いです!

※自分の受験した当時の茨城県の会場は高校でしたのでエアコンの類いはありませんでした、今年はコロナ対策として窓全開での開催が予想されますのでそのご対策を!


いざ出発です、自宅からつくば校までは約45分程度掛かりますので試験当日で落ち着かない事もあり、ありきたりながら余裕を見て集合時間の30分以上前に着く様にしました。

後で、ですがこの行動が功をなし遅刻する事なきを得ました(笑)

さて、集合場所まであと15分と言うところで急激に腹痛が襲い掛かってきました、もう学校までとても我慢できる状態では無かったので急遽通り掛かったローソンに飛び込みました。

トイレには先客が居ました(笑)

まあ、そんな事もあり足止めを食らいましたが早く出てきたので事なきを得ました。

ついでにそのローソンで軽めのお昼ご飯と1日分の飲み物を購入

※試験会場に入ると休憩時間はありますが終了まで出るような雰囲気では無い(見直し等で)場合もあるので、また会場の近くにコンビニ等が無い場合もあるので持参して行った方が無難です。

集合場所のつくば校に到着すると玄関の付近はざわざわと話し声がして落ち着かない雰囲気、教室の中は沈黙、と重い雰囲気(見直し等している人ばかりで)な感でした。

自分はギリギリに来ましたのであまり重い雰囲気は続かなくて済みましたが。

さて、いよいよバスに乗車の案内が教務から話されバスの停車している所まで歩いて行きました(つくば校は学校の前の道路がが普通車くらいまで)。

バスに乗車、当時は気さくに話せる友人も居なかったので一人で着席でした。

※話せる人がいる場合は積極的にその人と一緒に乗りましょう!、緊張の緩和だけでは無く確認の話など相談、談話が出来て意外なポイントの情報交換など出来ます。

(行きは孤独でしたが、帰りは意外にもバスの中や即日採点会で皆さんと打ち解けて製図の試験時や来年度の友人が多数出来ました、仮に今年が残念でも来年度は心強い味方が出来るのもバス&採点会の良さです。)


※↑自分は学科は1回目で合格、製図は2回目でした、同期で学科が今回ダメでも次年度にストレート合格した方(この方は本試験の日に知り合いとなり、来年度の最高の友人となり、相談、競争、色々協力して世話になった方)も居ますので、もしもの事があっても決して今回の事は無駄にはならないと言う事を忘れないで下さい!

さてさて、バスはつくば市から水戸市へ約小1時間かけて試験会場に向かいます。

この時見直しをしていると思いますがあまり手がおぼつかない方もいるでしょう、もしその様になったら私個人としましては『計画』(一級は環境も)のテキストの苦手部分と以前noteにて投稿した有料記事の無料部分の手法を実践すると良いです。

落ち着かなくなったら計画の試験開始までもうひたすら計画のテキストで応用問題、新傾向問題対策として読み漁ってください!

あと、自分で出来なかったポイントや苦手部分をまとめたメモ書きやノートを持参の方はそちらを同時に見てください。


そしていよいよ試験開始の時間が来ました。

※ちなみにトイレは人数制限等掛かりますが試験中にも行く事が出来ます、あまり進んでお勧めは出来ませんが試験中にどうしてもパニックになってしまった場合はトイレに立つのも手です。歩いて来れば落ち着きます、何回もはマークされる場合があるのでやらないで下さい。

試験開始前の注意事項の説明中はかなり緊張します。


開始です!

開始されたら最初にやるべき事はマークシートに指名と受験番号の記入と塗り潰しです。

必ず、『2回』確認して下さい、これによりマークシートミスを防ぐ事と開始をワンテンポ遅らせて気分を落ち着かせてから開始しましょう。

一級、二級ともに普通に今までの模試のペースくらいで進めて行けば時間はたっぷりあるので焦らない様にしましょう。

※記憶が曖昧ですみませんが、もし説明時に名前等の記入を許された場合でも開始時の確認は必ず行なって下さい。

試験中の説明は特にありません、全力で頑張って、分からない問題、選択肢は正誤を考える抜いて下さい。

そして、試験終了何分まえの合図があると思います

ここでまた一つ私事からですがその合図若しくは最低でも終了20分前にはマークシートの記入と塗り間違えが無いかチェック、そしてしつこいですがもう一度名前と受験番号のチェックとマークシート塗りのチェックをして下さい。

恐らくですがこの時点で全ての問題が終わって無い場合もあるかと思いますが(一級は特に)とりあえずマークシートミスを防ぐために上記の事を行う事をお勧め致します。


そして休憩、二級建築士試験の方は小食を食べながら力学の公式と施工の見直しをたっぷり行って下さい。

※小テクですが、直前まで施工の苦手数字のところを見ておき試験が開始されたら施工から初めて、その単元の問題があるかチェックしてあればラッキー的なやり方(その問題から始めるのも方法です!)

一級建築士試験の方は休憩→法規→小休憩→構造施工になりますが出来れば法規の見直し等はあまりせず、構造施工の見直しをお勧めします。

法規に関しては最低限見直しだけとして後は法令集を自身が使いこなせる合法的なカンニングペーパーに仕上げて置いて下さい。

先程の二級の小テクも小休憩時になんとか使う事も出来ます。


そしてながらく続いた1日が終了致しました、お疲れ様でした。

ここで自信を持って出来たと思う方は少ないでしょう。

しかし結果はこの後の即日採点会で分かりますので各自の方法で資格学校に向かってください。 


即日採点会の流れですが、資格学校に着いたら持ち帰ってきた問題にチェックしてある選択肢をマークシートに書き写します。

そうしてから少し時間が経つと答案が発表されますので問題に自己採点をして合計点を出して終了となります。

※マークシートの記入は統計の他にこの時の採点ミスを防ぐ目的もあります。


お疲れ様でした。

以上が私の体験談を含めた試験当日の日程となります。

では皆さんの合格を祈願しております!

頑張って来てください!!



余談ですが、当日は試験会場入り口で各資格学校のアルバイトさん達がビラ配りをしています(内容は朝が重要予測ポイント的な物や夕方が午前中の即日採点結果の速報)


どちらも貰っても、貰わなくても大丈夫ですので気分で考えて下さい。

‥ちなみに自分はビラ配りの女の子がうるさかったので『今日、試験終わったら一緒に遊んでくれるなら貰うよ』と言いました(当然シカトされました)笑


しかし、その様にして緊張している自分へのプレッシャーを和らげたりしていました。









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