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北海道へ旅をしてきた 3日目 part.1

Queenの伝記的ミュージック映画のボヘミアンラプソディ最高でした。

起承転結がハッキリしていて、大衆向けにソフトな表現、ライブのような臨場感と曲の誕生秘話などを取り込んだ構成。

リアルタイムでQueenを見てきたと言う訳でも無いので、Queenの知識も表面的なものしか知りません。
Queenのドロドロな歴史を忠実に綴っていないと批判もありますが、Queenの歴史を2時間に詰め込むのも無理な話。

ストーリーを通してQueenの音楽です。見るなら絶対に音響の整った映画館で。
今回の音響はIMAXでしたけど次はドロビーアトモスで見ようかと思います。

旅中盤、3日目は稚内へ

道の駅 ロマン街道しょさんべつに併設されたキャンプ場の駐車場で車中泊をしました。
無料のキャンプ場で程よく人が居て安心して車中泊ができました。

ちなみにこのような状態。写真はかなり寝起き。
前席を倒して凹凸には着替えをクッションにしてなるべくフラットにしてます。背の小さい僕たちはこれで十分。
エアマットを使うと凹凸がかなり減って快適です。
一応寝袋もエアマットも全部モンベル。

フロントガラスに置かれたぬいぐるみは僕がプレゼントしたぬいぐるみ。

天気が悪いみたいで、雨が降る前に出発準備をして出発。

ノールックでもシャッター速度をあげて連射すると20枚に1枚ぐらい良いのが撮れる。ただ止まって写真を確認しないと撮れたかわからない。

写真を見ると速度メーターがフロントガラスに映る。
マツダでは普通になっているのかもしれないが結構感動したしスピードがわかりやすい。

北海道の道路は基本的に法定速度が60キロなのだがめちゃくちゃ煽られまくる。

オロロンラインを100キロ走る

稚内まで100キロ。100キロ真っ直ぐに走る。
旅をしていると日本一周のときの記憶が蘇ってきて、フラッと寄り道をした細い道も急に思い出す。
確かこの辺に海に続くような道があったような…とキョロキョロしていたら見つけた。

曇天でも綺麗に真っ直ぐ続く。
北海道じゃよくある道だけど人も居なくてゆっくりできる。

横には牧場。道の両脇には電信柱も真っ直ぐに続く。
オロロンラインから逸れてひっそりとしてお気に入りの道。

北海道に来たらやってみたかった。外車の広告写真。

車がほとんど来ないので免許とれたてのまり子にも運転してもらった。
この車はデカくて運転が怖いらしい。

オロロンラインはまだまだ続く。

オロロンラインといえば風力発電所

更に走り続けてついに風力発電所が真っ直ぐ続く名所へ

オトンルイとはアイヌ語で「浜にある道」という意味(wiki引用)
ちなみにオロロンラインのオロロンは天売島のウミガラスの鳴き声からきていて「オロロン」と鳴くから。
そして、オロロン鳥とも呼ばれていて生息数も少ない。絶滅危惧種に指定されているほど

オロロンラインにはこんなオロロン鳥の像もある。
写真は日本一周の時撮ったもの

これ想像以上にデカイ。

ちょうどいいところにかっこいい車が走ってきた。
完全に海外風の広告写真。

このときは雨が降ったりやんだりちょっと不安定な天気で風も強かった。


この先を行くと北緯45度線

これだけがある。
看板が剥がれていて地図でここがなにか確認しないとわからない状態だった。

まだまだ走り続ける。ずーっと真っ直ぐ走る。
起伏を超えると新しい景色が見える。

気がついたら晴れてきた。

走っていると、この辺に海に入れる道があったような気がしてきた。
道をそれて海岸へ出てみた。
車が走れるぐらいに砂が締まってまるで千里浜みたいだ。

ポーズのボキャ貧。
荒波の背景に王道の棒立ちスタイル。

海に出るとよく漂流物とか貝殻や骨を探す。
よく拾うのは海ガラス。いつか、クジラやイルカの骨を拾ってみたい。
あと、ホネガイも綺麗な状態で見てみたい。沖縄も行かなきゃ。

この辺の海は穴が空いた二枚貝が多い。
ツメタガイという貝が二枚貝に穴を開けて食べているらしい。

一通り探したが特に骨や貴重な貝も見つからず。

ミネラルを補給しに来た鹿の足が残っていた。
鹿にとって海はスポーツドリンク。

抜海へ到着

まだまだオロロンラインを走り抜ける。
しばらく走り、抜海港に到着。

冬になるとアザラシだらけになるらしい。

かっこつけてポーズをとるも風でそれどころじゃない。
顔から滲み出る寒さ。流石に最北の日本海の風は寒い。

このあとは抜海駅へ向かう。

最北の木造無人駅で南極物語のロケ地にもなった場所。
過酷な環境で残る木造無人駅で手入れされていて大切にされていて雰囲気が良い。
電車は1日7本しか電車が来ない。

ノシャップ岬と寒流水族館へ

更に北上、ついに稚内のノシャップ岬へ
そして、岬にある稚内市立ノシャップ寒流水族館へ向かった。

ここはアザラシに餌やりができる。
しかも誰でも、鯉に餌をやるシステムと同じで餌ボックスがあり、100円を集金箱に入れて餌の魚を買う。

チャリンとお金を入れると待ってました!と言わんばかりにアザラシはハイテンション。
手を叩いたり、バシャバシャ水飛沫を立ててアピール。
注目を集めるためのアピールで大騒ぎになった。

まり子、恐れながらも魚を投げる。

アザラシの勢いに、僕たち若干引き気味だけど楽しい。
こうも雑に餌やりできる水族館はどこにもない。

アザラシとの壁はアクリルではなくただの金網だ。
餌を奪い合う勢いで水も飛んでくる。

「次はまだか。はよ、餌投げろ。」
微動だにせずこちらを見る。完全に目が座ってる。

「はよ餌よこせ」

ちなみにこのアザラシはバシャバシャアピールするスタイルではない。ド正面でフェンス越しに頂く。

案の定、フェンスの向こうは危険なのだ。
フェンスを超えたものは餌。食べて良い。アザラシの考えはきっとそうだ。

手を入れたらだめ。でも入れられるフェンスの構造。自己責任の世界素晴らしい。

どうも荒れくれ者を扱う水族館なのかもしれない。
過去には脱走を重ね網走送りになったトドも居たという新聞記事があった。

この記事を書いた記者かなり楽しんで書いた様子を感じる。
そして網走送りとは相当な悪行である。
ちなみに網走刑務所は結構楽しい。やたらリアルな人形が面白い。

中はクリオネや大型淡水魚のイトウなどが展示してあった。
科学館も併設されていて南極観測隊の資料が見れる。
南極物語のタロとジロも詳しく解説されていた。

この見出しのレトロ感というかフォントが素晴らしい。
トドがいい雰囲気を醸し出してる。

フェンスの影が良かった。
こういう演出もさり気なくて好き。影を踏むだけでも楽しい。

最後にもう一度アザラシを見に行ったらウィンクされた。

またね。
餌やり楽しかった。また来よう。

外にカラフルなマンホールがあった。よく見ると7色も使ってる。
赤、緑、黄色、白、灰色、桃色、薄黄色。
マンホールのイラストは南極物語のタロとジロと利尻島と防波堤ドーム

ノシャップ岬といえばこのイルカが目に入る。
このイルカ越しに夕日が沈む。今日はここで夕日を見る。

お昼御飯はウニ丼。故郷のノシャップ岬

お腹が空いてきた。ノシャップ岬に来た理由はお昼御飯だ。
この近くの「漁師の店」というところへ行った。
ここは日本一周をしていたときに働かせて頂いたお店だ。

名の通り、漁師が経営している食堂。
食堂でもあり、ライダーハウスでもある。
ご飯を食べると一泊できる。旅人用の宿なので素泊まりで男女混合。一応仕切りのカーテンはある。

名物のウニ丼。
ここのウニは日本一美味い!利尻昆布を食べたウニは昆布の出汁のような味がほんのりして甘い。
採れたてなのでミョウバンは使わない海水のみ。

久々に漁師のお父さんと女将さんとヘルパーさんに会えて嬉しかった。
まり子の話も良くしていたので実際に紹介できてよかった。

ここで働かせて頂いたときは、ライダーハウスと食堂のお手伝い。
海が荒れて無いときは漁師のお手伝い。
しかし、僕が居たときは一度も海には出れなかったので女将さんに「ずーっと遊んでたっけー!」といじられた。
確かにお祭りに行ったり、BBQをしたり、映画を見たり…かなり遊んでた気もするが…僕の中では稚内は第二の故郷のような感覚だ。

久々に帰ってこれてよかった。
ウニ丼の味。ホタテの味噌汁の味。
すごく美味しかった。

北海道の旅、ついに折り返し地点

ノシャップ岬から宗谷岬へ向かいます。
宗谷岬からは折り返して空港へ向かう。

ルートのネタバレをするとこのような工程
4日目の移動距離がえげつない…笑

次回も写真だらけです。

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