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2020年 九州をZ5と原付で登山旅 3-4日目

前回の記事はフェリーに乗って鹿児島に到着して高千穂峰を登りました。
僕の旅にありがちですがノープラン。行き先は天気次第。今日の天気は…?から朝が始まります。

11月1日【3日目】

朝5時。気温は5°
朝日は見えず…曇天な天気
どこへ行こうか…雲情報を確認すると開聞岳がギリギリ晴れそうな予感なので120キロ先の開聞岳を目指しました。

前回の記事はこちら

そして僕の寝床はこちら

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日本一周の経験もあるので野宿の方が気軽で楽。ただ道の駅によってはマナーの問題もあり車中泊も禁止な所が増えてきました。
滞在時間を少なくするために夜に来て早朝出発を心がけてます。

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桜島がもくもく

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ゲストハウスのものさんに連絡すると今日なら空きがあるそうでゲストハウスへ向かい不要な荷物を置かせてもらいました。

(ブログだと数行で100キロ移動しちゃうな…)

指宿の山の方へ入ると茶畑が広がって、美しい…
静岡のような脳がバグる風景。

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ゲストハウスにはここで働いているものさん、まーしゃさん、モリ突きが趣味で指宿まできたゲスト3人の方がいらっしゃいました。

まーしゃさん!知ってる!ってなったw
ホントレート楽しみですね。
ホントレートはこちらからチェック


ものさんには誕生日にフィルムをプレゼントしていてそれで撮った写真が記事になりました!

鹿児島いいな〜

到着して間髪入れずにまーしゃさんから朝食のサンドイッチとかりんごとか豆乳とか…しっかり朝食をいただきましたw
はじめは手際の良さがゲストハウスの従業員だと勘違いするレベルで謎に楽しいw

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荷物を置かせてもらって、開聞岳へ。
登山の
コースタイムは通常往復6時間。
しかし砂風呂の閉店は17:00。
現在は12時
一切の余裕のないスケジュール…
なので出来るだけ走って登ることに。

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開聞岳は日本百名山の中で二番目に低い山で924m。綺麗な真円錐。
途中はシダ植物がたくさん生い茂るジャングルのような登山道です。

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山頂に近ずくにつれて斜面が急となり、鎖場や梯子もあります。


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あれ?ずっと同じ景色だし、ひたすらと登る感じが辛いぞ…?
それにめちゃくちゃ暑い。23℃ぐらいはありそう。Tシャツ短パンでも良かったレベルかも。

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山頂はガスガスで展望ゼロでしたが補給しながら写真を撮っているとガスが抜けて指宿の街並みを見下ろすことができました。

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下山中の日差しや景色が綺麗だった。

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走って登って、走って下山して往復3時間半で登山口へ戻ってこられました。
おばあちゃんの渋滞がなければ3時間切れた気がする。

記念の登山バッチを買って急いで温泉へ

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行きたかった温泉は「玉手箱温泉」
砂風呂と温泉がありどちらも絶景を見ながら入ることができます。
砂風呂の方が17:00までで砂風呂と露天風呂は別場所となるので間違えないように向かいましょう(砂風呂と露天風呂の場所を間違えてかなり焦った)

砂風呂は浴衣を着て入るのですがカップルの人が多かったです。
砂をかけてもらうのですが分厚い布団をかけられているような心地で地面から熱が伝わり最高に気持ちよかったです。例えるならサウナ布団。

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ほんとに砂風呂サイコー。波の音が心地よい。
お婆ちゃんめっちゃ汗かいて僕を埋めてくれたのでちょっと謎に申し訳ない気持ちにもなるけど、背中からじわじわと熱気が伝わるのが気持ちよすぎて、汗だくのお婆ちゃんへの罪悪感も消し去ります。サウナよりも圧倒的に好き。

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次は露天風呂へ
これもまた最高。ヨセミテのハーフドームのような岩山「竹山」を眺めながら温泉に浸かる事ができます。

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しかし海から雨雲が見えたかと思ったら露天風呂中に土砂降り。雨に打たれながら入る温泉は気持ちいいけど、雨に打たれる原付は辛い。満場一致で辛い。
原付でゲストハウスまで30分。頑張るか…と気合を入れてレインウェアを着て。
濡れて、風を受けて、気温が低くなって、体の芯まで冷えていくのを感じ、体が小刻みに震えて体温を維持しようとしています。

つらすぎて写真はありません。

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到着したら他のお客さんが魚をモリで獲ってきたみたいで超豪勢な夕食をいただきました!
めちゃくちゃ楽しかった。モノさんからも実家から送られてきたという日本酒をいただきました。

しかもお刺身は高級魚のイシダイ。歯ごたえがたまらん。うますぎる。

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さらに鳥刺しも美味しかった…とても美味。初めて食べたかも。沢山いただきました。
(この鳥刺しがこの後の時限爆弾となります…)

にしてもこの夜は楽しかった。あっという間に一升瓶が無くなりました。ゲストの方の話の引き出しがすごくて盛り上がりました。

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11月2日【4日目】

帰りのフェリーは別府なので、本来ならこの日は阿蘇方面へ向かいたい所ですがあいにくの雨。しかも終日ずっと九州全域雨。

昨日で雨の原付の辛さはわかったので、指宿観光をしてこの日は延泊することにしました。
他のゲストはみな東京へ帰ってしまうので1人で寂しいですが…

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朝は昨日魚を獲ってきたゲストと一緒に魚を突きに行くことにしました。道具も一式貸していただけた!
イシダイのような縞々な魚を突きましたがモリから抜けて逃げられてしまいましたが、突けられただけよかったと。
冬といえど、指宿の海は温泉のように暖かかったです。さすが地熱あふれる町。

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ゲストハウスに帰ってみんなでご飯。
美味しかった。台所の光がいいじゃないの。

この後は雨の中原付を走らせて知覧(ちらん)特攻平和会館へ
ここは特攻隊員の遺書や遺物などが展示されています。非人道的な作戦で帰る事ない戦地へ向かう隊員から家族への遺書。日本の歴史の一つとして一度足を運んでみていただきたい場所でした。
零戦の展示もあります。

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次は指宿の道の駅へ
お昼ご飯をいただきたかったのですが間に合わず…
サツマイモや鰹節など指宿名物を買い、まり子へ発送しました。

練り物の揚げ物が美味しそうだったので買ってみたら一個サービスしてくれました。
サービスでいただいたサツマイモがめちゃくちゃ美味しかった。

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この後は…雨の中の温泉へ向かいました。
野良の砂風呂がある噂を聞き、実際に掘ってみようと砂浜まで行きました。
しかし、スコップが無いと全然掘れない。意外と砂がしっかりしていて石川の千里浜のようです。
足で蹴って少し掘り、足風呂のようにしたらちょっと暖かい。

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そして普通の温泉へ
地元民しか来ない120円で入れる温泉へ行きました。(日本一安いらしい)
おじいちゃんおばあちゃんの方言が強すぎて全然聞き取れませんでしたw

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この辺の砂はスコップで掘らないと無理よ〜って教えてくれた。次回はスコップ持参で行こう。

しっかり掘るとかなり熱々な砂が出てくるみたいです。

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そしてゲストハウスへ戻り晩御飯を作り、今日一日雨の中走ったのであらゆる道具を干しました。
ゲストハウスでよかった〜。雨の野宿は全然荷物が乾かなくて臭くなって行くんですよね…

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雨だから停滞したくせに80キロも走行していました。
信号が無いからあまり苦にはならないけど気がついたときにくる疲労感が距離を感じさせる…

次の日はフェリーを目指して北上します。そして400キロ近い移動の後に鳥刺しが体内で大暴れします。


読んでいただけるだけでも大変嬉しいです。もしご支援を頂いた場合は新たなチャレンジへ使わせて頂きます。