練習も、また楽しい

フェアウェイウッドだと思っていました

9年ほど前に手に入れたPRGRのZOOM C.+のロフト13度というクラブが練習で重宝しているのだが、PRGRのアーカイブを見たらカテゴリーはユーティリティだった。

2001年モデルなのでヘッドの小ささも不思議に思わず、勝手にフェアウェイウッドだと思っていたが、13度というロフトの湯0ティリティが存在していたとは思いもしなかった。
シャフトは高商事のオリジナルウッドシャフト(Lフレックス)にリシャフトしていて、シャフトの重さと相まって非常にしなやかで降りやすいクラブに仕上がっている。クラブ長は43.5インチに設定したので、まさに2番ウッドの長さ。ちなみにグリップは下巻きを3重にして太めに仕上げてあるので、長さからの緊張感で握りしめるようなことがない。

それにしてもロフト13度のユーティリティとは、PRGRはとんでもないクラブを作ったものだと感心する。今、ロフト13度のユーティリティを探そうと思っても見つけることは出来ないはず。

ということでフェアウェイウッドだと思い込んでいたZOOM C.+だが、スイング作りで非常に重宝している。
軸のブレや頭や肩の上下動、スウェーなどがあると芯を食わないばかりか素に空振りをしてしまうほど難しいのが直打ちの長いクラブ。このクラブで芯を食って真っ直ぐ飛ばすことが出来れば、きれいなスイングが出来ているということ。
ちなみにもう一本、スチールシャフトを刺したドライビングアイアンもスイングチェックに使っている。こちらは、重い分さらに無駄な力が入ると全く球が飛ばなくなるため、クラブに振られる感覚を養うのにつかっている。

ラウンドでは使わないクラブ

ブラッシー(2番ウッド)のようなユーティリティやスチールシャフトのドライビングアイアンといったクラブは、練習場で使うために手に入れたものでラウンドで使うつもりはない。同じように、ラウンドでは使わない練習場でのスイング作りのためのクラブが何本かある。
ひとつがフニャフニャシャフトのドライバーで、もうひとつがスーパーストロークグリップを刺した7番アイアン。他に、ウッド用のスチールシャフトを刺した47インチほどの2番アイアンにジュニアのウッド用カーボンシャフトを刺したミドルレングス(38インチ)のパターがある。

47インチのアイアンはもたまにスイングチェックで使うが、芯を食うと驚くほどの飛距離が出るのでビックリする。もちろん、ライ角を調整していないのであくまでスイングチェック用。きちんと振れないと球に当たらないし、重くて長いのでゆったりしたスイングになる。
長くて柔らかいカーボンシャフトのパターも、変な動きが入るとフェース面がブレてしまい真っ直ぐ玉を転がすことが出来ないので、正しいストロークをすることが求められる。

短い時間でいかに効率よく練習するか。そのために色々作ってみた練習器具だが、すべてがある程度のスイングが出来るようになってからで無いと使ってもその効果が実感できなかった。

そうした経験から言えるのは、短い時間で効率よく理想のスイングを身につけたいなら、プロのコーチに教わるのが一番。スイングはクラブが教えてくれると信じてクラブに振られる感覚を身につけようと練習をつつけたが、なんとなくいい感じになってきたのは練習を始めてから7年ほど経ってから。ティーチングプロなどに教えて貰えばおそらく1年も経たずにいいスイングが身についただろうなと反省しているが、試行錯誤しながら練習するのもまた楽しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?